ラーメンの味って、どんぶりの雰囲気による影響も大きいと思う。だからなのかは分からないが、一蘭の福袋には去年に引き続き、「どんぶり」が入っているらしいぞ

しかし、去年購入した福袋を見るかぎり、肝心のラーメンが5食分しか入っていないので、どんぶりの持ち腐れが心配だ……と、思いきや2022年は最安値の福袋でも17食分とラーメンの量が爆増しているのだッ! その分、強気な値段設定ではあるが……。

・購入ハードルは上がったけど

私(ひらじ)が購入したのは、もっとも安い「一蘭福袋~梅~」で価格は税込1万円。他に、「松」「竹」があり、それぞれ税込1万5000円と1万2500円である。※松竹梅すべて完売です。

なお、去年は基本的に5000円(税込)の1種類で、「どんぶり」「箸」「博多細麺ストレート(5食入)」の3点セット。シンプルで安かったのだが、今年は最安値の「梅」ですら倍の値段。

どんぶり だけ欲しい場合は去年のほうが嬉しいだろう。でも、今年の福袋は価格が上がった分、ラーメンがたくさん入ってるのだ。どんぶり だけあっても意味がないのでナイス判断! では、さっそく中身を紹介していこう。

・一蘭箸 ×2
・有田焼 一蘭謹製 丸どんぶり+化粧箱 × 1
・一蘭ラーメン 博多細麺ストレート(5食入) 税込2000円 × 1
・一蘭ラーメン 釜だれとんこつ(2食入) 税込900円 × 1
・一蘭ラーメン ちぢれ麺(5食入) 税込2000円 × 2


このように合計17食、総額にして6900円分ものラーメンが入っている。なお、どんぶりと箸の値段は分からないが、差額の3100円以上の価値ということになるだろう。

どんぶり高くね? って思われた方はググって欲しい。有田焼って湯飲みとか茶碗レベルでも余裕で5000円を超えてくるのだ。そういった点を踏まえると、この福袋のメインは間違いなく「どんぶり」だろう。ってことで、どんぶりから開封の儀。


「俺がとんこつ界の王だ」と言わんばかりに輝く箱を開けると……


この一滴が最高の喜びです。

有名な格言が……。誰目線の言葉なのか私には分からないが、確かに酒を飲んだあとの一蘭のスープは中毒性がヤバい。その時ばかりは、大袈裟じゃなくて「最高!」って、つぶやいちゃうのは間違いない。

そして「一蘭」の刻印がされた箸が2膳。どんぶりが1個に対して箸が2膳なのは、切なさを感じずにはいられない。どんぶりの取り合いにならないことを祈る。


つづいてラーメンを見ていこう。まずは、去年も入っていた博多細麺ストレート(5食入)。スタンダードな一蘭だ。



次に、釜だれとんこつ(2食入)。限られたお店でしか食べられない特別な一蘭らしい。



最後に、合計10食分(5食×2)も入っている、ちぢれ麺だ。



以上3種類。今回はもっとも量が多い ちぢれ麺で「おうち一蘭」を堪能していこうと思う。袋を開けると中にはスープと乾麺。一般的なインスタントラーメンと同じ要領で、作るのも簡単だ。



鍋で茹でて、どんぶりに盛り付ければ、そこには……


あれ、一蘭?


一瞬フリーズしてしまったが、よく考えれば、ちぢれ麺なので本家と違うのは致し方ないだろう。


味についても、麺が違うからか、「あれ、一蘭?」状態になってしまった。もちろん、これはこれで美味しいんだけど……。一蘭迷子になってしまったところで、スタンダードタイプの「博多細麺ストレート」を作ってみると……



これッ! これですよ!



疑う余地のない一蘭ができた。やっぱり、麺! 麺で全然変わる。もちろん、麺の種類は好みが分かれるけど、私はお店の一蘭を求めていたのだ。それにしても、2杯目なのに止まんねぇ……。



あっという間に、最高の喜びは終わってしまった……。


でも心配することなかれ。まだ、15食も残っているのだから。たった1つ不安があるならば、激太りである。


・どんぶりが欲しいなら買え!

せっかく手に入れた どんぶり。たくさん使える今年の福袋は、心もお腹も満たされて個人的には良い塩梅(あんばい)だと思ったぞ! どんぶりが必要ないって人は、普通に公式通販で食べたい麺を買った方が良いだろうけど(小声)。

なお、今回の一蘭福袋、去年につづき12月15日から予約の受付を開始していた。来年どんな福袋になるか分からないけど、一蘭のどんぶりが欲しい方は2022年12月上旬~中旬ごろ、公式サイトをチェックしておくといいだろう。

参考リンク:おみやげ一蘭公式通販「一蘭福袋 ~梅~
執筆:hirazi(ひらじ)
Photo:RocketNews24.


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▼釜だれとんこつも当然うまい

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