
今や昆虫食も、めずらしくなくなった。私たちの生活にじんわりと溶け込もうとしている。とは言え、である。なんの加工もされていない、ありのままの昆虫を食す域に達するには、まだ少し時間がかかるのではないか。
しかし、いつまでもそんなことを言ってはいられない。ここはいっちょ『コオロギうどん』に、思う存分 “追いコオロギ” でもして己を鍛えてみせようぞ!
・業界では初の100匹コオロギ入りうどん
世界中で食べられている美味しい昆虫を販売する「bugoom(バグーム)」が、約100匹分のコオロギが練り込まれた「カップうどん」の販売を開始した。
業界では初らしいが、100匹分のコオロギが練り込まれたうどんは、すでに商品としてあり当サイトでも以前に紹介している。
冒頭に書いた通り、昆虫食はリアルに私たちの身近なものになっていることの証でもあるだろう。とか何とか言いながら、記者はコオロギうどんについては未体験だ。まずは実食といきたい。
『コオロギうどん』の封をペリっとはがすと、中には乾麺と乾燥ネギ、袋詰めの出汁の姿が見える。説明書きによれば、容器に麺とネギとを入れて熱湯を注ぎレンジで4分チン。そして出汁を加えて混ぜれば完成とのこと。
繰り返しになるが、麺には乾燥コオロギを粉砕してパウダー状にした、おおよそ100匹分のコオロギが練り込まれているらしい。なんと業の深い一品だろうか。コオロギさん、ありがとうな。
感謝の気持ちいっぱいでいただくと、さっぱりと食べやすい普通のうどんだ。言われなければ、この中にコオロギが、しかも100匹も入っているだなんてわからない。よもやよもやである。
・エビに近い風味
美味しいが、こちらの商品を打ち出しているのは昆虫を専門に取り扱う会社だ。追いコオロギをしてこそ本領発揮だろう。そう考えた記者は、あらかじめ『追いコオロギうどんセット(送料別・税込1750円)』を注文しておいた。なお、ここから “ありのまま姿” が登場するので苦手な人は閲覧に注意してほしい。
こちらのセットには、ありのままの姿でパウチに入った15gのコオロギがついてくる。ガッと封を切ってバッと皿に取り出すと、大量のヨーロッパイエコオロギがお出ましだ。ざっと数えたところ、100匹を切るくらいは入っていそうだ。
我が人生でこれほど大量のコオロギを一度に目にしたのは初めて。圧巻としか言いようがない。鼻を近づけるとエビのような香りがするので、美味しそうではある。
しかし、まじまじと眺めていると可愛くさえ見えてくるため、非常に食べ辛い。ここまで来ればひと思いにいくしかねえと、心苦しくなりながらもエイヤっとうどんにトッピング。
ほほう……これは。なんとも言い難く、うどんと合わさり “具” になることで、ちょっぴりグロテスクさが増す。一瞬ためらったが、いざっ!!
うどんと共に口へと流し込まれる、大量のコオロギたち。バリバリと咀嚼(そしゃく)すると、香りから感じた通りエビに近い風味だ。あっさりとしていて悪くない。
思いのほか美味しく、こりゃあいけると意気揚々。次々とコオロギたちを消費していくが、半分ほど食べたあたりで違和感を覚え始める。ちょっと苦みが出てきたぞ……?
これはコオロギだからというよりも、単純に量が多すぎたのだと思う。多くてひとつかみ程度が、適切な量であると感じる。
コオロギ自体はバリッと、時間が経てばシナっとして香ばしさもあり美味しかった。追いトッピング用のコオロギを自宅に常備しておくのもアリかもしれない。時代は追いコオロギだ。
なんとも見た目のインパクト大の追いコオロギうどんセット。想像以上に食べやすいこともあり、昆虫が苦手でなければ贈り物としても良いのではないかと思ったりもする。
みなさんも一度、試しにご購入の上、コオロギをかけてかけてかけまくる体験をしてみてはいかがだろうか。そのうち「うどんにはやっぱり、コオロギよね~」となるかもしれないぞ。
参考リンク:bugoom「追いコオロギうどんセット」
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]
▼bugoomの「コオロギうどん」
▼お湯を注いでレンチン
▼添付の出汁を入れて混ぜれば完成だ
▼よりコオロギ感がほしい人は、追いコオロギしよう
▼結構美味しいぞ
▼完食しました~
▼コオロギうどんについては、こちらもどうぞ
K.Masami

















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