先日、ワークマンの「秋冬シーズン新作発表会」に足を運び、これから人気が爆発するであろうアイテムを色々とチェックしてきたのだが……現場スタッフの方がとくにプッシュしていたのが “空気で保温する” ポンプウェアである。昨年も大ヒットした究極のエコ防寒着だ。

てことで、最寄りの店舗で入荷を待っていたところ……とうとう発売されたのでダッシュで購入。商品名は『AEROポンプウォームベスト(2900円)』。昨年のモノよりパワーアップしたので詳しく紹介したい。これぞ新感覚。完全に未来がやってきました。

・AEROポンプウォームベスト

ポンプウェアは、名前のとおり「空気を着る防寒着」として、ワークマンがかなり力を入れている。というのも昨年、試験的にベストを販売したところ……一瞬で完売するほど人気だったそうで、さらに改良を加えて2021年秋冬から本格参入することを決めたらしい。


めっちゃ簡単に「空気を着る」のイメージを説明すると「超機能的な浮き輪」って感じ。ま、実際に購入した商品を使いながら説明していこう。先にお伝えしておくと、同商品は店舗のみの取扱い(オンライン販売はなし)。お店に問い合わせる際の商品番号は「HVP001A」だ。


店頭では「空気が入っていない状態」で売られているので、もしかしたら見つけにくいかも。てか、空気を抜いたら薄手なので持ち運びに便利な気がする。目印は今年から新登場の「空気入れ」。今回購入したのは、ライトグレーのLLサイズ。1番大きなサイズである。


それでは空気を注入したい。右ポケットからポンプを取り出して……


手動ポンプでシュコシュコ頑張る……のはけっこうしんどい。昨年のタイプは、手動シュコシュコを約5分間続けないとパンパンにならなかったらしい。筋トレかよ。


ここで新作「空気入れ」の出番だ。手動ポンプを取り外して、チューブに空気入れを差し込む。


手動と同じく気合いを入れて……シュコシュコシュコシュコォォオオオオオオオ!


……よし、一気にパンパンに膨れ上がった。


チューブ内のボールを動かして閉栓する。もちろん着たあとに空気圧の微調整をすることも可能だ。


内側はフリースの防風生地で防寒性が高そう。鮮やかな色も好感度高し。爽やか。


実際に着てみると、思った以上に……てか、驚くほど暖かい。でもって超軽い。重たくて暖かいではなく、めっちゃ軽くて暖かいとは未来を感じるぞ。


ただ、空気圧がMAXのため苦しい。まるでベイマックスになった気分だ。私の場合、パンパンにしたら1番大きいLLサイズでも小さく感じたため、皆さんも購入時はワンサイズ大きめを選んだ方がいいかもしれない。


ちなみに空気を注入したことで、身体と外気の間に断熱層(空気の層)ができ、身体から熱が逃げるのを防いでいるらしい。また、縫い目のない加工で冷気の侵入を防いでいるそうだ。


さらにワークマンの別のアウター商品とファスナーで一体化することもできるらしいから、もし持っていれば組み合わせてみてはいかがだろうか。ま、普通にベストの上から作業着を羽織ってもいいだろう。スッゲー暖かいぞ。


空気を抜くのも簡単、チューブ内のボールを元の位置に戻せばシューッと抜ける。折り畳めばコンパクトに収納可能だ。

2021年秋冬のポンプウェアは、ベストの他にブルゾンやズボンも発売されるので気になった方は最寄りの店舗をチェックしてみてほしい。上下ともにパンパンに膨らませばもっとベイマックスに近づける気がする。まさに未来のウェアですな。


参考リンク:ワークマン「空気で保温! 究極エコ防寒「ポンプ」ウェアに新製品投入」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.