ワークマンの秋冬ウェアはかなり有能である。そういえば九州の人気グランピング施設でも、夜の散歩用として宿泊者にワークマンの防寒着を貸し出しているらしい。聞けば、安いのはもちろん、めちゃめちゃ暖かいうえに丸洗いできるから扱いやすいという。たしかに。

そんなワークマンの秋冬ウェアの中で、とくに人気が高いのが「モンスターパーカー」だ。2021年は販売直後に完売したせいで手に入らなかったのだが……今年は無事に新作の「リトルモンスターパーカー」をゲットできたので詳しく紹介したい。

・リトルモンスターパーカー

昨年一瞬で売り切れたモンスターパーカーは、火の粉が飛んできても穴が開きにくい特殊加工素材「フレイムテック」と、汚れや臭いを落とせる「洗えるダウン」を使用していた。

またステンレスボトルのように体を保温する「アルミ生地」も背中上部に使われていて防寒機能は抜群……真冬のキャンプも乗り切れると話題に。ただ、かなりビッグサイズだったため「もっと日常使いしたい」という声を受けて、リトル(標準)サイズが出たそうだ。


つまり2022年秋冬の新作「フレームテック洗えるフュージョンダウンリトルモンスターパーカー(4900円)」は、火の粉も平気 & 洗ってもOKなのはそのまま。アウトドアで本領発揮するだけではなく、街でも使えるコンパクトなサイズに生まれ変わったわけ。


私が購入したのはLサイズ(175センチ〜185センチ)。実際に着てみると、現在10月上旬(Tシャツ1枚でもOKな気温)ということで「あったかい」というより「暑過ぎる」くらいだが……とりあえず着たまま機能を紹介していきたい。


まず袖口は冷気の侵入を防ぐため、火の粉が入るのを防ぐために2重構造になっている。マジで暑い。すでに着用したまま撮影していることを後悔している。


そもそも「天然ダウン」と「吸湿発熱綿」のおかげでダウンの軽さとあたたかさ、そして中綿の発熱性も実現しているという。暑くても蒸れないのは高ポイントだ。冷気が入り込まないので保温力も期待できそうである。


さて、ポケットも便利な位置にあるぞ。フロント左側にはファスナーポケット。スマホやカギなどすぐに取り出せるものを入れておきたい。


んで、左右にボタンで留めるポケットもあり。焚き火用の耐熱グローブも入るほど深くて大きなポケットだ。そして内側にもペットボトルが収納できるポケットがあったぞ。


耐久撥水機能にも注目。試しにペットボトルから水をこぼしてみたのだが……


ノーダメージだった。雨や雪に見舞われても心配なし。しかも何度も言うように、丸洗いできるから焚き火やバーベキューなどでついた「煙の嫌な臭い」も洗濯で落とすことが可能。アウトドアや外仕事はもちろん、街でもフル活用して思いっきり使い倒すのが正解だろう。

というわけで、ワークマンが自信を持っておすすめする万能ウェアは、本格的に寒くなる前にチェックしておくこと。かなり早い段階で売り切れてしまうだろう。


参考リンク:ワークマン
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.