死ぬまでに、一度は “流氷” を見てみたいものだ。寒いのは嫌だけどな。そんなワガママな人の願いを、ちょぴっと満たしてくれるドリンクを発見した。
網走ビールが作る発泡酒『流氷ドラフト』だ。なんでもオホーツク海の流氷を仕込水にしているようで、色はブルー。まさしく流氷の申し子のような存在だ。実際に飲んでみるとしよう。
・オホーツクの空、海、流水をイメージ
網走ビールはオホーツク海に面した、網走市に本社を置く地ビール会社だ。記者は網走市どころか北海道に降り立ったことがないので、いつの日か行ってみたいところである。
地ビールほか、知床の新緑の春を表現したグリーンの発泡酒『知床ドラフト』など、ユニークな商品を数多く取り扱っているようだ。販売サイトを見ているだけで、ワクワクするラインアップである。
今回購入した『流氷ドラフト』は、上記したようにオホーツク海の流水を仕込水として使用しているとのこと。北海道にある会社だからこそな、取り組みであるように感じる。
こちらの発泡酒のコンセプトは、オホーツクの空・海・流氷をイメージしたオホーツクブルー。クチナシを使うことで、透き通った青を出すことに成功している。とにもかくにも、強いこだわりを感じる一品だ。
・クセが少なくサッパリした発泡酒
気になるのは味だ。さっそくプシュッとして、確かめてみよう。パッケージももちろん、涼しげなブルーが基調。鯨が嬉しそうに跳ねており、なんとも気持ちのいいラベルではないか。
このまま部屋に飾っていても良いな、という気持ちをグッとこらえて開封だ。グラスに注ぐと……ふぉぉぉぉぉぉ~~!!!! キレイだなあ! 紺と水色の間くらいの、絶妙な色合い。確かに流氷っぽいぞ(本物を見たことはないが)。
すうっと透き通っていて、海水っぽい。もう、気分はオホーツク海だ。ドキドキしながら飲んだところ、美味しい。スッキリあっさりで、クセがない。苦みも少なくフルーティーさもありで、ビールが苦手な人でもイケそうだ。
アルコールは5%と通常のビールよりは、やや高めだがサッパリしているのでグビっと飲めてしまう。見た目、味ともに、これ程爽やかな発泡酒もめずらしい。まさしく流氷の申し子である。うむ、気に入った!
自分で楽しむだけでなく、周りの人たちにプレゼントしたくなる酒でもある。この気持ちの良い色を、みんなに見てほしい気持ちでいっぱいだ。ちなみに記者は8本セットを2717円(税込・送料別)で購入したぞ。
参考リンク:網走ビール「流水ドラフト」
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
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