1度でも大型会員制スーパー「コストコ」に足を運んだことがある方ならば、きっと共感してもらえるハズ。コストコの商品は確かに安いが「そんなにいらないんだよな」と思うことがメチャメチャ多いと──。

そう、コストコの商品はとにかくボリューミーなので「安いかも」「使えるかも」「美味しいかも」と思っても、結局は諦めることが少なくない。そういう意味で、これまでコストコの「生ソーセージ」はかなりハードルの高い商品であった。

・美味しそうだけど

コストコに出かけたら必ずチェックしたいのが「肉コーナー」だ。牛・豚・鶏・羊……などなど、多くの肉がズラリと並び、しかも驚くほど安い。ぶっちゃけここ2年ほど、我が家の肉の8割はコストコ産である。

これまではその肉コーナーの一角で「生ソーセージ」が販売されていた。他の肉と同じくトレイにラップがかけてあるスタイルで、内容量はおよそ1.5キロ。「美味しそう……だけどこんなにいらない」と何度諦めたことかわからない。

過去に私(P.K.サンジュン)がコストコの「生ソーセージ」を購入したのはただ1度だけ。大勢でキャンプに出掛けた際「このタイミングしかない!」と、どさくさに紛れて購入したのである。そしてその味は、みんなが「美味しい!」と口を揃えるほど高評価であった。

・味はかなりイイ

それでも以降、私が「生ソーセージ」を購入したことはない。いらないのだ、そんなにいらないのだ。どれだけ味が良かろうと、冷凍庫に1.5キロも生ソーセージを入れておく余裕はない。こうして私がコストコの生ソーセージと決別して1年以上の月日が流れた。


……のだが。


つい先日コストコに足を運んだところ “新商品” として生ソーセージが販売されているではないか……商品名を『腸詰めポーク』に変えて──。

何より変わったのはパッケージ方法である。これまではドーンと一山だった「生ソーセージ」が、3パック1セットに分かれていた。1パックには10本(500グラム)の生ソーセージが入って税込2380円。価格は以前の「生ソーセージ」とほぼ変わらない。

先に言ってしまうと、味も『腸詰めポーク』と「生ソーセージ」はほぼ一緒。豚肉を羊腸に詰めたソーセージで、いわゆるパキパキ系の歯応えではない。その分、しっとりとした食感と何より肉の味が濃ィィイイイ、なんとも贅沢ソーセージである。肉汁、ドバドバです。

・だいぶ買いやすくなった

やはり変わったのはパッケージ方法と、それに伴う “買いやすさ” であろう。知らない人は簡単に「シェアすればいいじゃん」と言うが、コストコの商品は「シェアしやすいもの」と「シェアしにくいもの」がある。1度家に帰って、分けて、ラップして……というのは非常に手間なのだ。

その点、あらかじめ小分けにされていればシェアしやすいし、仮に1家族で食べ切るにしても目途が付けやすい。途方もないソーセージの山と小分けにされたパックでは、使いやすさと印象がまるで違う。ズバリ、今までよりも遥かに手が出しやすい。

というわけで、これまでは「そんなにいらない」と敬遠していた方は、新商品の『腸詰めポーク』をこの機会に試してみてはいかがだろうか? 味は文句なしに最高、ぜひフォークとナイフをご用意のうえ、粒マスタードをたっぷりつけて召し上がっていただきたい。


オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆(味は本当にウマい。小分けになってだいぶ買いやすくなった)
また買う度(☆5中): ☆☆☆(1パックなら2日くらいで消費できるので、また買ってもイイ)
オススメシチュエーション: しっとり系のソーセージなので、ホットドッグなどには不向きかも。焼くか茹でるかして、そのまま食べたい。


参考リンク:コストコ公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.