コストコをこよなく愛する人間として、かねてから「アメリカのコストコ」には並々ならぬ憧れがあった。「本場はすごいんだろうなぁ」と思う反面「意外と変わらないかも?」なんて考えもあったのだが、結論は「最高だった」と言うしかない。
私が訪れたのは、コストコの本社があるアメリカ・シアトルの店舗。日本には無いもの、日本と変わらぬもの、日本とちょっとだけ違うもの──。その全てをひっくるめて、アメリカのコストコは最高であった。
・日本と何が違うのか?
当然といえば当然であるが、日本のコストコはかなりアメリカっぽい造りである。というか、世界中どこのコストコに行こうとも「でっけえ倉庫スタイル」である以上、アメリカっぽさは感じられるのだろう。
とはいえ、である。ここ数年、月1ペースでコストコに足を運んでいる私、P.K.サンジュンとしては「日本のコストコと何が違うのか?」に非常に興味があった。ワシはそれくらいコストコが好きなんや。
で、限られた旅程の中で「本場のコストコに行く」は最優先事項に位置づけられており、シアトル在住の友人の助けもあって念願の「アメリカのコストコデビュー」を果たした次第だ。で、ドキドキしながら入店してみると……
でっけぇぇぇええええええええ!
うっほーーーーーー!!
アメリカンサイズやーーーーーー!
店のレイアウトなどは日本のコストコとさほど変わらないものの、普段私が利用している「コストコ新三郷店」と比較すると、奥にも左右にも50%増しくらい(?)に広い印象だ。ジャンボ! ジャンボォォオオオ!!
・バリエーションがすごい
んでもって店に並んでいるものだが「これは日本には無い!」というものも、実はそこまで多くなかった。確かに「消防服」など日本では見かけないものもあるにはあったが、それよりは「バリエーションがすごい」というのが率直な感想だ。
例えば、日本のコストコでたまに見かける激ウマお菓子「ポップコーナーズ」も、アメリカのコストコでは「小分けパック & 4種類の味の詰め合わせ」で販売していた。ポップコーナーズに違う味があるなんて……! アメリカ最高じゃんかよ。
こうした「日本にもあるけどここまでは無い」系の商品は異常に多く、これが実に楽しい! 全く初めての商品ではない分「うほ! こんなパターンが!?」と終始テンションが上がりまくりであった。
・まさかのディナーロール無し
一方で「日本にはあるのにアメリカにはない商品」もあったのでご紹介しておこう。もちろん日本メーカーの日本向けの商品は基本的に取り扱いが無いのだが(なぜかハイチュウやポッキーはあった)、ディナーロールが無かったことは最大の驚きだ。
なんならディナーロールと並ぶ大人気の「パン・オ・ショコラ」も無い。友人いわく「ディナーロールはイースターとか特別なときには売ってるけど、普段はあんまり見かけないね。というか、なんで日本でそんなに人気なの? そんなに美味しいっけ?」と驚いていた。ええ、安いから人気なんス。
また気になるお値段だが「肉や青果類は日本よりも安い」と言っていいだろう。考えてみれば輸送費が抑えられるため当たり前の話なのだが、アメリカ産の商品は、肉も果物もサプリも冷凍食品も、日本より安く価格設定されていた。
・ホットドッグは1.5ドル
ついでにお伝えしておくと、コストコ名物の「ホットドッグ & ソーダ」は1.5ドル(約210円)。近年、物価が上がりまくっているアメリカにおいてこの値段は「破格」と申し上げていいのではないだろうか? だって水が1本4ドル弱(約560円)ですから。
さらに同じく名物のピザは1枚1.99ドル(約279円)で、味は「ペパロニ」の1種類のみ。この旅を通じてわかったことだが、アメリカ人はとにかくペパロニのピザが好き! というか、ピザのペパロニ率が異常に高い!! 友人によると「結局はペパロニに落ち着く」らしい。そ、そういうもんなのか……!
話はややそれてしまったが、とにかくアメリカのコストコとは楽しい! むしろ日本のコストコが好きな人が行ったら絶対に楽しい!! 旅行の場合、思い切って買い物は難しいかもしれないが、機会があればぜひ足を運んでいただきたい。ちなみに会員証は世界中で使えるんだよ!
というわけで、かなり充実した時間を過ごせた本場・アメリカでのコストコ体験。1時間で100回以上は「すっご!」「やば!!」と口にしてしまいました。でも本当に楽Pよ!
参考リンク:コストコ公式サイト(英語)
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]