2020年12月6日、私(佐藤)はTBSラジオ『日曜天国』に出演する機会を頂いた。この番組のメインパーソナリティー安住紳一郎さんと私は、同い年だ。たまたま同学年というだけで、私は一方的に親近感を抱いており、彼をテレビで見かける度にうれしくなってしまう。その彼のラジオ番組にゲスト出演した。

初めてじゃない! なんと2019年8月以来、2度目だ!! また安住さんにお会いできるなんて! ぶっちゃけ私は普通のオッサンだ。その普通のオッサンをなぜまた呼んでくれたのか? 気になって本番後に尋ねたところ、答えが “神” すぎて私は目頭が熱くなった……。

・安住さんが言い出した?

昨年出演した時のことは、正直あまり覚えていない。というのも緊張していたからだ。ラジオの生出演は初めて。しかもあの安住さんを前にして、何を話せばいいのか? かなり上がっていたらしく、どんな風に話したかを覚えていないのだ。印象に残っているのは、とにかく安住さんが笑ってくれたことだ。

私が話している間、「うんうん」と頷きながら、私の鈍いしゃべりを待っていた。そしてよく笑ってくれたから、終わり頃に緊張が解けたことは覚えている。つたないしゃべりだったはずなのに、また呼んでもらえるとは。それだけでも十分うれしかった。


依頼から出演予定日まであまり日がなく、すぐに打ち合わせをする運びとなった。担当ディレクターと台本について打ち合わせをするなかで、私はそれとなく聞いてみた。「なんでまた声をかけて頂いたんですか?」、するとディレクターは……


ディレクター「安住が言い出したんですよ。佐藤さんにまた出て頂いたら? って」


ウソだろ……。私から見れば、同年代の安住さんは超ハイパースーパーウルトラエリートだ。雲の上の存在といっても過言ではない。ゴールデンのレギュラー番組を持ち、並いる芸能界の大御所をバッサバッサとさばきまくる。彼の立ち位置からは、私は“点” にしか見えないはずだ。いや、点にさえも見えないかもしれない。ちょっと大げさに表現したけど、そのくらい遠い存在に感じている。

その安住さんが私のことを覚えているとは。たった1度しかお会いしていないのに……。思い出してもらえるだけでも光栄だ。


・その一言

そして迎えた本番。スタジオに入ると、前と同じように安住さんもアシスタントの中澤有美子さんも、スタッフの皆さんも温かく迎えてくれた。同じスタジオにいる同じ人たち。唯一違うのは、新型コロナウイルス感染予防のために、スタジオ内にはアクリルの仕切りが設けられていることだ

しゃべるお仕事をしていたら、何かと気を遣うだろう。そういえば、建物に入る際には手指消毒と検温が実施されていた。まだまだ油断はできない。こうやって人が出入りする施設なら、なおさらだ。

出演コーナー「ゲスト de ダバダ」が始まって、そこから30分はアッという間だった。以前よりも意識的に「え~」とか「あの~」とか言わないように心がけ、聞く人にわかるようにゆっくりしゃべるように努めた。その甲斐あって、出演後にディレクターに「聞き取りやすかったです」と言って頂けた。あ~、よかった、前より悪くなってたらマズイもんね……。

そして出演パートが終わってスタジオを出る際に、安住さんに尋ねた。


佐藤「安住さんの発案で、また呼んで頂いたんですよね。どうして、また出演させて頂けたんでしょう?」

安住「前回緊張してらっしゃったから、次にお呼びしたら、もう少し伸び伸びしゃべられるかな? と思って、お声がけさせて頂きました」


まさか、セカンドチャンスをくれるとは! さらにこう続けた。


安住「3度目もよろしくお願いします!」


うれしいこと言ってくれるじゃねえか! 紳一郎!!

仮に機会がなかったとしても、その心遣いを私は忘れない。以前にも増して、安住さんのことを好きになった瞬間だった。


ちなみに聞き逃した方は、「radiko(ラジコ)」のタイムフリー聴取機能か、ラジオ番組の聞けるアプリ「ラジオクラウド」で聞いて頂きたい。また呼んで頂けるようにがんばるぞ!

参照元:TBSラジオ「日曜天国」、radiko
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24