出だしからいきなりで申し訳ないが、もしかしたら私、P.K.サンジュンはとんでもない失態を犯してしまったのかもしれない。俗に言う「一生の不覚」とは、まさにこのこと。私がどんな失態を犯したかと言うと、大大大好きなお菓子を買い逃していたのである。

詳細については後述するが、今年そのお菓子が買えるのは残りあとわずか……いや、すでにロスタイムに突入している可能性が高い。やるならここしかねえ……! というわけで、新宿のファミリーマート14店舗をめぐり、そのお菓子を買い占めてきた。

・大大大好きなお菓子

まずは、私が大大大好きなお菓子を発表してしまおう。文句なしの中年男性である私が愛してやまないお菓子とは、亀田製菓のせんべい『技のこだ割り 梅味』である。挑発的に聞こえたら申し訳ないが、ハッキリ言ってこれを食べたことがない人は哀れとしかいいようがない。

「柿の種」や「ハッピーターン」など数々の大ヒット商品を擁する亀田製菓であるが、私は技のこだ割りこそが「亀田製菓No.1の実力者」と考えている。あの歯応え、あの味付け……私がどこかの国の王様ならば「技のこだ割り工場」ごと買い占めたいほどこだ割りはウマい。

・超絶クオリティ

そのこだ割りは「たまり醤油味」が通年販売されている。「たまり醤油味」は文句なしに100点満点のクオリティで、こだ割り好きの方の中には「しょうゆが1番!」という意見も多いことだろう。しかし……すまん。こだ割りは誰が何と言おうと「梅味」が至高。それくらい梅味のウマさはズバ抜けている

仮に「たまり醤油味」を100点だとしよう。季節によって販売される「柚子胡椒味」や「生姜醤油味」も悪くはないが、せいぜい70点くらいである。……が、梅味は冷静に考えて320点──。スタンダードを遥かに凌ぐ稀有なお菓子、それが『技のこだ割り 梅味』なのだ。

・今年はファミマ限定発売だった

で、毎年秋口になるとコンビニで梅味が出るのだが、今年はなぜか1度もその姿を見かけなかった。それもそのハズ、2020年『技のこだ割り 梅味』はファミリーマート限定発売となっており、生活圏にあまりファミマがない私はうっかり見落としていたのだ。

ファミマ公式サイトによると『技のこだ割り 梅味』の発売日は2020年10月20日。およそ1カ月遅れで私はその存在に気付いたことになる。コンビニの商品が1カ月で入れ替わることなど珍しくなく、これから新たに同商品は入荷される可能性は極めて低い。つまり、店頭にある現物で勝負する必要がある。

というわけで私は自転車をかっ飛ばし、新宿駅東口方面のファミリーマート14店舗を行脚した。残念ながら半分くらいの店ではすでに『技のこだ割り 梅味』は売り切れており(扱っていない可能性もあり)、あっても1袋だけ……ということも珍しくなかった。

・46個ゲット

一方で8個、9個と店頭に並んでいる店もありつつ、結果としては46袋をゲットした。1袋税込み140円だから6440円もせんべいに使ったことになるが、1年に1度しか買えないこだ割りの梅味が買えるなら安いもの。1日1袋食べたとしても、およそ1カ月半は至高のおやつタイムが訪れる計算だ。

大変申し訳ないが、新宿駅東口から新宿三丁目周辺の『技のこだ割り 梅味』は私が買い占めさせていただいた。とはいえ、在庫が店頭に並んでいる可能性もあるので、近所にお住まいの方は諦めずにファミマをめぐりめぐってみよう。

もちろん全国のこだ割り大好きっ子たち、そして『技のこだ割り 梅味』を食べたことがない人たちも迷うことなくファミマへGOだ! マジで美味しいんだから!! 逆にこれを通年販売しない亀田製菓に軽く怒りを覚えるレベルだよ!

参考リンク:ファミリーマート
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.