新型コロナの自粛期間中、出かけられるようになったら行きたいと思うお店を大量にリストアップしていた。遠方はもちろんのこと近場でも、むやみに出歩く訳にはいかず、歯がゆい思いをしていた。きっとみんなそうだったはず。まだ油断は出来ないが、少しずつでも出かけられるようになって本当によかったと思う。

さて、このお店「オスロコーヒー」もリストのうちの1つだ。以前から存在は知っていたのに1度も利用していなかった。今こそ行く時だ! そう思いお店を訪ねると「北欧プリン」発見! これがなかなかプリン好きを唸らせる代物であることがわかった。こんなに近くに良いプリンがあったなんて……。

・2種のコーヒー

北欧をコンセプトにしたこのお店、過去に当編集部の中澤星児がパンケーキについて紹介している。2017年9月にデンマークチーズパンケーキがTwitterで話題となり、注目を集めたカフェだ。

カフェといえばコーヒーな訳だけど、ここのコーヒーは他のコーヒーショップと一味違う。焙煎度合いと抽出方法の異なる「キング」と「クイーン」の2種類を提供しているのだ。いずれもホットが税別480円、アイスが税別580円となっている。


キングは深煎り・エアロプレス(抽出方法)により、コクと苦みのブレンド。クイーンは浅煎り・ハンドドリップ(抽出方法)により、華やかな香りと優しい酸味のブレンドだ。

ホットのキングを飲んでみたところ、深い味わいでほのかな甘さを感じられる。私のもっとも好みに近い味だ。今まで飲んできたコーヒーのなかで、1・2位を争う美味しさといってもいい。気に入った、毎日飲みたい!


・栗のペッパルカーカ

そしてプリン好きの私は当然のように「北欧プリン」を注文した。一緒に、北欧風モンブランタルトの「栗のペッパルカーカ」を頼んだ。いずれも税別450円である。


ペッパルカーカとは、スウェーデンでクリスマスに食べられるジンジャーケーキやジンジャークッキーを指すそうだ。それをアレンジしたとのこと。


見た目からはその感じが伺えないが、食べてみるとほのかにスパイスが香る。


・北欧プリン!

本題はプリンだ! 通常の2倍の卵を使っているそうだ。色味はたしかに一般的なプリンよりも濃いように見える。見た目はかなりイイ感じ。


スプーンですくうと感触は意外と柔らかい。その感触から評価するに、これは「やや硬めのプリン」と言ったところだろうか。食べると、口のなかで静かに生地が溶ける。やさしい甘さと卵のコクが感じられる。うん、悪くない。


このプリンには良いオプションが付いている。別添えのカラメルソースだ。これがイイ! とろ~りと垂らすと見た目はさらに美味そうに! カラメルの苦みによって、甘さが引き立つ!!


これは実に良いプリンだ。採点するとしたら85点! プリン好きを納得させられる出来映えではないだろうか。キングコーヒーとこの北欧プリンの組み合わせは最高だ。プリン好きはぜひともコーヒーとセットで注文して欲しい。東京を中心にわずか7店舗しかお店がないのが残念だ。さらなる店舗展開に期待したい。


・今回訪問した店舗の情報

店名 オスロコーヒー 新宿サブナード店
住所 東京都新宿区歌舞伎町1丁目 サブナード1号
時間 10:00~22:00(L.O.21:30)
定休日 なし(施設に準ずる)

参考リンク:オスロコーヒー
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24