近年、ちょっとした筋トレブームだったりする。それに伴って体作りに欠かせないタンパク質を多く含んだ食品にも注目が集まっているが、なかでも高タンパク食品の代表格といえばサラダチキンだろう。
今回は、そんなサラダチキンを自宅で調理できる家電製品「サラダチキンメーカー」を紹介することにしよう。実際に使ってみたところ、想像以上に活躍してくれそうなハイパフォーマンスでした!
・とってもコンパクト
筋トレやダイエットの強い味方として定着した感のあるサラダチキン。ご存じのとおり原材料は鶏のムネ肉だが、あまり自分でイチから作るタイプの食べ物ではないと思う。既製品を購入している人が大多数ではないだろうか。
それだけに今回の商品は要注目といえるだろう。株式会社阪和が販売する「PRISMATE サラダチキンメーカー 楽しく使えるレシピブック付 PR-SK023」。ボタンひとつでサラダチキンを調理できるという製品で、価格は税抜4500円となっている。
手元に届いた商品を見て、まず好印象だったのが無駄のないサイズ感。これは重要なことではないかと筆者は思う。基本的にサラダチキンを作るためのプラスアルファ的なアイテムなのだから、あくまでキッチンを圧迫しない程度の大きさであってほしいのだ。
その点、このサラダチキンメーカーは非常にコンパクト。寸法は235 × 127 × 155mmで、実際に手に取ってみても台所に設置してストレスになるようなサイズではなさそうだと感じた。
商品の概観としては電熱式の小さな鍋といった感じで、鍋の中に鶏肉と水を入れたうえで加熱してサラダチキンを作る仕組み。前述のとおりボタンひとつで調理が完結する点が特徴で、柔らかモード・スピードモード・連続モードと3つの調理モードが用意されている。
・Let’s cook!
それではさっそくサラダチキンを作っていくことにしよう。様々な味のサラダチキンに加えてサラダフィッシュなども作ることが出来るが、今回は基本形となるサラダチキン(プレーン)の作り方をレビューしていくぞ。
まず下ごしらえとして、鶏ムネ肉(300g)の表面をペーパータオルで拭き取り、全面に塩をすり込む。
鍋に鶏ムネ肉を入れ、水(300ml)、酒(大さじ1)、スライスしたショウガ、長ネギの葉を加える。
ボタンを押して加熱をスタートする。よりシットリとしたチキンを作りたいときには柔らかモード(約2時間で調理)、ササッとスピード重視で作りたいときにはスピードモード(約20分で調理)を選択する。今回は柔らかモードで作ってみることに。
ボタンを押したら、あとは放っておくだけ。時間が来ると勝手に加熱がストップする。加熱終了後、15分ほど鍋に入れたまま冷ませば……
できあがり! ほとんどやることないですね!!
・ムネなのに……モモ
作り方が楽チンなのはお分かりいただけたと思うが、味の方はどうだろうか。コンビニで買ってきた既製品と食べ比べてみた。
プレーンタイプなので、どちらも味付け自体は特筆すべきことはない。それは当然として驚いたのが食感の違いである。まずコンビニの方は端から端まで均一な歯ざわり。良くいえば食べやすく、悪くいえば量産品ぽい味気なさが感じられる。
対照的に自作したものはサラダチキンとは思えないほど肉々しく、なにかサラダチキンというよりはローストチキンのような肉料理を食べている感じである。とても歯ごたえがあって、ワイルドな食感。
それでいて「柔らかモード」で作った効果なのかムネ肉特有のパサパサ感はなく、むしろモモ肉のようなプリプリした弾力すら感じられる。ムネ肉なのに。
どちらが美味しいか一概には言えないかもしれない。だがサラダチキンの概念を覆すような肉感あふれる味であることは確かで、これならダイエット食でありながら一定の満足感を味わえるのではないだろうか。ボタンひとつで作れるプリプリサラチキ、ずばりアリである。
・余った煮汁も有効活用
また、このサラダチキンメーカーを使えばチキンを作る際に生じた煮汁も有効活用することができる。そちらの機能を最後に紹介しよう。
余った煮汁(250ml)は捨てずに取っておき、これに水(50ml)、すりおろしショウガ(小さじ1/4)、えのきだけ、長ネギ、乾燥ワカメ、塩(適量)を加える。
フタをしないで本体右端に設置されている「連続モード」のボタンを押す。この連続モードは再びボタンを押して止めるまで加熱を続けるモードだ(最大5時間で自動停止)。
そのまま15~20分ほどコトコト煮込むと……
なんと鶏スープが出来てしまうのだ! そう、焼鳥屋のシメとかに出てくるアレだ!!
つまり鶏肉と家庭にある簡単な食材だけで、サラダチキンと鶏スープのヘルシー鶏御膳が作れてしまうということだな!
他にも本商品を使って作れる料理は色々とあり(レシピブックが付属)、うまく活用すれば食生活が豊かになりそうなサラダチキンメーカー。価格相応のバリューはある商品といえるのではないだろうか。楽しく美味しくヘルシーなサラチキ生活、あなたも始めてみてはいかが?
参照元:阪和「サラダチキンメーカー」
Report:グレート室町
Photo:RocketNews24.
▼こちらはスピードモードで作ったサラダチキン。柔らかモードほどではないが充分なクオリティだった