緊急事態宣言が解除され、段階的ではあるものの日常を取り戻しつつある。当編集部では今しばらく在宅勤務を続け、2020年6月初旬には新しい働き方を取り入れた形で再スタートする予定である。したがって、オンラインミーティングはあと数回継続することとなった。つまり、私の在宅検証はあと数回実践される訳だ。

過去のオンラインミーティング検証では見た目に細工を施した。何度か繰り返しているうちに、他の編集部メンバーも見た目の変化に勘付くようになってしまったので、今回は「声」に仕掛けを施した。少しずつ声を高くしていったらメンバーは気づくのか? 微妙に音程を上げれば誰も気づかないはず!?

・音ならわからないでしょ?

初回は「スーツ偽装」、2回目は「エア参加」、3回目は「バーチャル自室偽装」。バカバカしい検証と思われるかもしれない。私自身バカバカしいと思っているくらいだから、人にそう思われるのは当然である。

しかしながら、これらの挑戦は地味に手間とテクニックを要している。今回、音声を変えるだけなのだが、これがまた創意と工夫を要する作業だった。オンラインの音声をイジるにあたり使用したのは、「猿ちぃ」というソフトと仮想サウンドデバイスの「NETDUETTO β2」だ。詳しい使い方はググってみてくれ。


・少しずつ音程を高くする

それではミーティング開始。「どうせ、またなんかやってんだろ?」、そんな風に私のことをメンバーが見ることはわかっていた。見た目をカモフラージュするために、この日は久々にポマードを髪につけてキッチリした雰囲気を醸してやった。いわばフェイントである。

開始直後は、音程を平常よりも +4 の状態で開始。そこから段階的に 6・8・10・12・14 と上げていった。


何事もないまま 20 を超えた! おお、声の変化にはやっぱり気づかないもんだな。こりゃまだまだ上げられる! そう思っていたが、 30 を超えたところで、ディズニーマニア田代がニヤニヤとし出した。ムム……、まさか!? 気になったので「どうした?」と尋ねると……。


田代「佐藤さんの声、高くなってる(笑)」


バレたー! 実は全員気づいてたーーーッ!!


見た目じゃなければ、バレないと思ったが、さすがに度が過ぎたらしい。ちなみにミーティング中、加工した声を自分で聞くことはできない。あとから、録画して確かめてみると……。



こりゃバレるわ(笑)、加工しすぎた。ということで、次回はこの反省を踏まえて、新たな挑戦をしよう。最後までオンラインミーティングで遊ぶぞ!!

参考リンク:猿ちぃ04(Vector)、NETDUETTOラボ
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼音の流れはこんな感じだ