収束の見えない新型コロナウイルスの猛威。緊急事態宣言が発令されて多くの人が自宅で過ごす時間が増えたことと思う。中には、行き場のないうずうずを抱えている人もいるのではないだろうか。

料理はそんなストレスを発散するのに良い手段だ。おまけに美味しいし一石二鳥。パスタが好きな私(中澤)は、しゅっちゅうパスタを作っているのだが、先日カルボナーラが激ウマになる隠し味を発見した。そこで、中澤流の簡単なカルボナーラレシピと共にお送りしたい。

・ベトナム醤油「トイオッ」

まず、隠し味に使ったのはベトナム醤油の「チンスー・トイオッ」である。ニンニクと唐辛子が配合されているこの醤油。甘辛さからピリリとした刺激への味のなめらかな変化はまるで虹のグラデーションだ

この醤油が、ソースとしてだけでなく調味料としても非常にコミュニケーション能力に長けた最強醤油であることは以前の記事でお伝えした通り。そこで、カルボナーラに入れてみたわけだ。

・簡単なカルボナーラレシピ

ちなみに、私のカルボナーラは本格派でもなんでもないが、とにかく火加減が簡単で味が失敗しにくいことだけは自信がある。

なので、「卵とチーズだけで作らないとカルボナーラではない」的な思想のカルボナーラ原理主義者は読まない方が良いだろう。あくまで簡単にウマイ。そんなカルボナーラレシピは以下の通り。

<材料>
パスタ
卵1個
こんぶだし
牛乳100ml
生クリーム100ml

オリーブオイル
パンチェッタ(生ベーコン)
トイオッ

<つくりかた>
1. 沸騰させたお湯に塩小さじ1杯くらい入れてパスタを茹でる

2. フライパンにオリーブオイルを敷きパンチェッタを炒める

3. 赤身が少し残っているくらいのところで生クリームと牛乳とこんぶだしを投入

4. ブクブクしてきたらパスタを投入し混ぜる

5. 皿に盛り付け卵黄を乗せたらカルボナーラ完成(コショウと粉チーズは好みで)

6. 完成したカルボナーラにトイオッを好みで小さじ1杯~大さじ1杯弱くらいかけて卵黄と一緒に混ぜる

──以上! 補足するとトイオッを入れるタイミングは3でも良い。つまるところ、ソースとパスタと絡めば、あとは醤油のコミュニケーション能力がなんとかしてくれる。トイオッのニンニクと唐辛子のピリリがカルボナーラの味の下に入る感じで、立ち上がりが早く濃厚な味になるぞ

・レトルトにも

また、完成した後に入れても味が混ざるということは、レトルトのカルボナーラでも隠し味として使えるということである。カルボナーラを作るのが面倒くさい人はレトルトでお試しいただければ幸いだ。

新型コロナへの危機感が募り続けているが、我々一般人にできることは外出を自粛することくらいである。ならば、せめてその中では美味しく面白く生きようじゃないか。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.