「暇で暇でしゃーないわ~」という人にすすめたいことがある。それは……ひたすら玉ねぎを炒めるという行為だ。時間を消費するものの、無心になれてとても良い。炒めた玉ねぎは、スープなどにすればお腹も満たされて一石二鳥だ。

ちょうどタイミング良く、スープストックトーキョーが期間限定でレシピ本の一部を公開している。その中に炒めた玉ねぎをふんだんに使用する “ゴッホの玉葱のスープ” が掲載されているので、記者も作ってみたぞ。詳しい手順などは以下をご覧あれ! 

・10種類のレシピ掲載

従来よりスープストックは公式レシピ本を販売しているが、在宅勤務や休校をしている人も多かろうと、このたびレシピを一部公開したとのこと。なんと嬉しい取り計らいだろうか。10種類のレシピが掲載されており、しばらく楽しめそうだ。

今回記者が選んだ “ゴッホの玉葱のスープ” は、かの有名な画家フィンセント・ファン・ゴッホが描いた玉ねぎをイメージした味という。芽が生えているアレだな、なんとなく記憶にあるぞ。これはなんだか、生き生きしたスープが完成しそうな予感……!!

【材料(4人分)】

タマネギ:中3個
バター:20g
しょう油:大さじ1
塩:小さじ1
スライスしたバケット:1枚
フライドオニオン:適量

鶏手羽肉:400g
鶏もも肉:250g
白こしょう:小さじ2分の1

【作り方】

1. まずは鶏肉から出汁を取っていく。鍋に湯を沸かして鶏手羽肉、もも肉を入れる。記者はスーパーで売っていた鶏ガラセットも併せて投入。表面が白くなるまで加熱。アクを取ることが目的なので加熱し過ぎない。


2. 湯から鶏肉を引き上げ、水で洗いながら鶏の表面に付いたアクや血を取り除く。


3. 鍋に鶏肉を戻し、約300㏄の水と白こしょうを入れて中火で40分~50分加熱する。途中様子を見ながら、アクが浮いて来るようであれば取り除く。


4. バターを引いたフライパンに、薄切りにした玉ねぎを投入。塩を一つまみを振って中火で炒める。


5. 50分ほど炒めると玉ねぎがカラメル色になってくる。元の量の4分の1ほどになればでき上がり。


6. 3の鶏肉が指ではがせるくらい柔らかくなった頃を見計らって、ざるなどを使い肉とスープを分ける。


5. 5に6を注ぎ入れる。バケットを加え、しょう油や塩で味を調えれば完成。あればフライドオニオンをそえる(記者はパセリを散らした)。


・美味しい

時間がかかるものの、手間としては単純なので、お子さんと一緒に作ることも出来そうだ。少しでも時間を短縮したい人は、はじめの段階で、できる限り薄く玉ねぎをスライスしておくと良いだろう。

飲んでみると、ほとんど味付けしていないにかかわらず、旨味がすごい。玉ねぎと鶏本来の美味しさが、存分に生きた一品と言える。なにより手間暇かけて作り上げたスープのウマさと言ったら、筆舌に尽くしがたいものがあるのだ。ウマぁぁぁ……。

スープを取るために使った鶏肉も、サムゲタンなどにして再利用することができる。そちらについても公式レシピに掲載されているので、気になる人は試してくれよな。単調な作業が多く集中できるので、リフレッシュできちゃうぞ。

参考リンク:soup stock tokyo(PDF / 期間限定公開)
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼ポイントは玉ねぎ

▼ひたすら無心で炒める

▼あめ色になれば、もう一息

▼鶏で取ったスープ。これだけで美味しそう

▼それらが合わせれば、さらに美味しくなること間違いなし