そのスタッフの正体は「茶芸師」という。ご存知だろうか? もし知らなくても、漢字から何となく想像がつくかと思う。すごくざっくり言うならば、「中国茶のプロ」ってところだろうか。

……かくいう私も、これを書いている数時間前に知った身なので、茶芸師について知らないことの方が多い。ただ、これだけは言える。彼らのお茶のいれ方はめちゃくちゃカッコいい、と。


当然ながら人による部分もあるのだろうが、少なくとも私が会った人はそうだった。お店に入り、他のテーブルで茶芸師さんがお茶をいれているシーンを初めて見た私の目には、もはや彼が何をしているのか分からなくなったほどで……簡単に言うと度肝を抜かれてしまったのだ。

「スゲーものを見た」と高ぶる気持ち抑えながら待っていたら、茶芸師さんが自分のテーブルに回ってきた。そのタイミングで、「撮影してもいいですか?」と聞いてみると即快諾。間近で見るそれが……


最高にカッコ良かったことは言うまでもない。そしておそらく、茶芸師さんは私が初心者だと分かったのだろう。パフォーマンスの後、私に「蓋をずらして、その隙間からお茶を飲むといいですよ」と飲み方のレクチャーまでしてくれたのである。


ため息が出るほどカッコいい……。ちなみにあとで聞いたところによると、その茶芸師さんの名前は龍さんといい、中国四川省出身。なんでも、茶芸師のライセンスを取得するのに5年かかったそうだ。また、茶芸の型は18種類あるようで、習得するのが大変だったらしい。それだけ難しい技術なのだろう。


・東京駅近くの中華料理店

ここで、そのお店についても触れておきたい。私が龍さんと出会った店の名前は『四川豆花飯荘』。東京駅近くの「新丸の内ビルディング」に入っている中華料理店だ。


そのお店で食べた五目焼きそばがこれまた美味く、なんとも上品な味だったのだが……やはり龍さんが残したインパクトはデカすぎた。「またお茶をいれてくれないかな」とソワソワしながら食べていたのが正直なところである。


それだけ、龍さんのパフォーマンスが印象的だったのだ。なにせあの一瞬で私の心はホールドされ、自分の中の「カッコよくお茶をいれる人ランキング」ぶっちぎり1位が決まったのだから。

なお、私は焼きそばを食べ終わると同時にお茶も飲み干した。もちろん、龍さんに再び来てもらうためだ。あれほど興奮気味に、「すみません、お茶……」と告げたことは今まで記憶にない。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 四川豆花飯荘
住所 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング6F
時間 月〜土曜日11:00~15:00(L.O.14:30)、17:00〜23:00(L.O.22:00) / 日・祝日 11:00~15:00(L.O.14:30)、17:00〜22:00(L.O.21:00)

Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼こちらがその動画

▼注がれていく様子も注目

▼いれ終わった直後。この回転の美しさよ……!

View this post on Instagram

お茶の回転具合も美しい…! #茶芸師

A post shared by 和才雄一郎 (@yuuichiro_wasai) on

▼これが完成形で、八宝茶というらしい。味は上品なジャスミンティーって感じ

▼成分

▼ちなみに、ランチセットは1500円から

▼ポーズを取ってくれた龍さん

▼もう一度動画をどうぞ