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2016年4月、多くのロックファンに衝撃を与えたガンズ・アンド・ローゼズの再結成。長年不仲であったヴォーカルのアクセル・ローズとギターのスラッシュが和解し、ベースのダフ・マッケイガンまで加わって、2017年1月について日本公演を実現させたのである。

まさかこの3人が集結して、再び来日する日が来るとは、誰が予想しただろうか? 私(佐藤)も1月28日のさいたまスーパーアリーナの公演に大枚(VIPスタンディング3万円)をはたいて参加した。これで見納めだろうくらいの気持ちで観覧しに行ったのだが、「いやいやこれからでしょ!」と思わずにはいられなかったのだ。

・この一言だけ

18歳の頃からガンズを聞いていた私は、個人的に言いたいことが山ほどある。きっと多くのファンがそうだろう。今までどれだけ待ったことか! だが、今回の東京公演を観て、言える言葉はひとつしかない!! 

「ありがとう」

だ。その一言しかない。長く待った甲斐があった。圧巻のパフォーマンスにただただ圧倒されっぱなし。CDが擦り切れるほど聞いた数々の名曲を、生で再び聞ける日が来るとは。とりわけ私は、『November Rain』と『Don’t Cry』に涙が出そうになった。どれが良かったと言い出したら、キリはないので、この2曲にとどめておこう。

・「伝説」と呼ばれるにふさわしい

ただ、過去を思い出して感動している訳ではない。2時間半、息をつく暇もないほどのパフォーマンスを繰り広げるメンバーのタフさには、恐れ入った。立って見ているだけなのに、付いて行くのに必死だった。これだけのパフォーマンスを出来るバンドは、世界でも稀。さればこそ、「伝説」と呼ばれるロックバンドなのではないだろうか。

・これからのガンズに期待大

同日、私と共に会場のさいたまスーパーアリーナに足を運んだ、和才雄一郎と中澤星児の感想は、以下の通りだ。

和才「ステージにアクセル・ローズが飛び出してきたときに、『うわ〜アクセル太ったな〜』って思ったけど、ライブの途中からそんなのどうでもよくなった。どうでもいいくらい、めちゃくちゃカッコ良かった」

中澤「3万円も払ってライブを見るのは初めての私(中澤)。だけど、今回のガンズはその価値があったと思う。『Double Talkin’ Jive』のアレンジがスパニッシュっぽいソロになった後、ドラムが復活してくるアレンジにスラッシュとダフのいる “ガンズ” を強く感じ、CDではピンと来なかった新曲『This I love』もライブでは生命の躍動に満ちていた。これほど生き生きとグルーヴしてるガンズが見られるとは思ってなかったというのが本当のところ。

個人的には『Coma』をライブで聞けたこと(周りからも『おぉ……』って声が挙がった)、『Don’t Cry』でにやにやしながら変な帽子を見せびらかすアクセルが良かった。懐メロではない今のガンズがそこにいる。これからがグッと楽しみになった」

次の来日はいつになるかわからない。だが、私は今回の公演を観て、1回きりの再結成ではなく、これからも続けていく意志のようなものを感じた。だから、きっとまた日本に来てくれるだろう。今回参加できなかった人は、次は絶対行った方がいい! 強くオススメする。なぜなら、また観たいと思うからだ。それもすぐに観たい! 長いブランクはあったけど、ガンズはこれからだろッ!

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼アンコールの『Don’t Cry』の時に、アクセルがネコのついたキャップを被って出てきて、めっちゃ和んだ!

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Tokyo… #GnFnR #NotInThisLifetime Tour 2017

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くー、間に合った〜

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