昨年のクリスマス。自分へのプレゼントとして、AGA治療を始めることにした。AGAというのは男性型脱毛症のことで、ようするにハゲ治療を始めたということである。

処方されたのは、3種類の飲み薬と、頭皮に直接塗るタイプのスプレーが1種類。これらを毎日欠かさず続けることにより、髪の毛が生えてくる……らしいのだが、開始から1カ月チョイにして「こんなにも様々な変化があるのか!」とビックリしている今日このごろなのだ。とにかく展開がメチャ早い。副作用を含む体の変化を時系列でまとめるならば……

服用1週間後 → 抜け毛が気になり始める



服用2周間後 → 抜け毛がどんどんひどくなる



服用3週間後 → 抜け毛のピーク



服用4週間後 → 体毛の増加が気になり始める


──てな感じ。

幸い、抜け毛は収まりつつあるのだが、一時は「このまま行ったら髪の毛ぜんぶ抜けちゃうぞ……」と本気で心配するくらい、毎日ゴッソリ抜けていた。この抜け毛が精神的に耐えられなくなって中断する人もいるのだとか。

んで、抜け毛ショックが終わったかと思ったら、今度は逆の「体毛増加」にビックリしている。いつぞやか4コマ漫画でも描いたが、“生えなくて良いところに生えてくる” のである。たとえば……


まず、変化を感じたのは「ヒゲ」である。部分的には唇の上に生える「口ひげ」で、そこはかとなく濃くなった気がするのだ。それだけではなく、なんとなく “生えるスピードが早くなった” 気がする。昔はこんなに早く生えてこなかったのに……てな感じの毎日だ。


続いての変化は、「手の甲の毛」である。これは自信を持って言い切れるが、かつての私は、こんな部分に毛が生えていなかった。まさしく「不毛の地」だったのに、今では風でソヨソヨとなびくくらいの毛がフワサフワサと生えているのだ。それはまるでルパン三世の次元大介の手の甲のように。


そして今まさに困っているのが、「顔の毛」である。最初は「もみあげが生えてきたな……」と思っていたが、もみあげの範囲だけではなく、もっと内側にも攻め入ってくるようになったのだ。なんというか「狼男(おおかみおとこ)」的な生え方で、これまで離島だった「眉毛」と「もみあげ」が一続きの「大陸」になってしまうような感じなのだ。

こりゃ大変なことになってきたぞ……と思うと同時に、AGA治療薬が明らかに効いているのが一目瞭然なのでニヤリともするが、なぜ一番生えてほしい「額の生え際」に生えてくれないのだと嘆く毎日なのである。


それにしてもスゴイ変化。こんなにも「抜け毛 → 育毛」の展開が早いとは思わなんだ。ちなみにお薬は6カ月ぶんを一括で購入しているので、次の診察は5月下旬。それまでに、また大きな変化があったら報告したいと思う。はよ生え際に生えてこい! はよ!!

Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24