赤くて丸くて、プチプチした食感のいくら。寿司や丼ぶり、おせちなんかにも使われるが、いくらにソックリなのに別の味がする物体を見つけてしまった。

その名も『ラー油ビーズ』。名前の通り、ビーズ状になったラー油だが、驚くほどいくらに似ている。これ、パッと見では見分けがつかないし、軍艦巻きを作ったらどうなるんだろう……。

・『ラー油ビーズ』、ガチでいくら

『ラー油ビーズ(税込594円)』は、静岡にある140年以上続くわさびの老舗・田丸屋本店から2019年9月15日に発売されたビーズ状のラー油。しかし、瓶に「ラー油」と書かれていても、その姿はいくらにしか見えない。

そこで、いくら先輩にもお越しいただいた。え〜、『ラー油ビーズ』とガチで区別つかない! これは本当に、軍艦巻きにしたらどっちがいくらで、どっちがラー油か分からなくなってしまうのでは?

さっそく、『ラー油ビーズ』の軍艦巻きと、いくらの軍艦巻きを握ってみると……うわ〜、もう完全にいくらの軍艦巻きが2貫並んでいるようにしか見えないいいい!!

握った本人ですら、『ラー油ビーズ』の軍艦巻きといくらの軍艦巻きの位置を入れ替えられたら、区別がつかなくなりそう。罰ゲームとかに悪用されたらどうしよう……

しかし、よ〜く目を凝らして見てみると、いくらは粒全体に色がついているのに対し、ラー油ビーズには透明の部分があることに気づいた。おお、見分けがつくようになると、ちょっと嬉しい!

さて、握ったからには美味しくいただきたいのだが……思いつきで『ラー油ビーズ』の軍艦巻きを作ってしまったものの、見た目がいくら『ラー油ビーズ』としても、あくまでラー油。めっちゃ辛いのでは? 恐る恐る食べてみると……

あれ? 意外とイケる。確かに辛いが、決して暴力的ではない、程よい辛さだ。しかも、ごま油の香ばしさが良い! 本物のお寿司同様、ほんの少しだけお醤油をつけていただくと、ごま油の香ばしさと唐辛子のピリッとした辛さも旨味のアクセントになる。これなら全然、罰ゲームに悪用される心配はなさそうだ。美味しくてむしろご褒美になりそう。

・お料理のアクセントに

『ラー油ビーズ』は、いくらと別ベクトルの美味しさを持つ素敵な「ラー油」だった。いくらっぽい見た目とは裏腹に、ピリリとした辛さと香ばしさをもたらしてくれるし、気になった方はぜひお試しあれ。

参照元:田丸屋本店
Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.