流行りのタピオカ然り、餅やピザなども然り、モチモチした食感の食べ物というのは古来より人気が高い。人間は遺伝子レベルでそうしたジャンルを好むように出来ているのだろうかと思うほどだ。もはやホモ・モチモチンスと呼称しても過言ではないかもしれない。
例に漏れず、筆者も大概モチモチしたものが好きである。そこで今回ご紹介したいのは、とあるうどん屋が「究極のモチモチ」とまで豪語する麺、その名も「ウルトラもち麺」だ。世の中滅多なことがない限り「ウルトラ」はつかないため、さっそく現地に急行した。
向かった先は埼玉県・所沢市。閑静な住宅街の中に、件(くだん)のお店『うどきち』ののれんを見つけることができる。
中に入って座敷を上がり、腰を下ろしてメニューを開いたあと、まずはうどんのつけ汁を選ぶ。
「肉汁うどん(税抜780円)」、「揚茄子うどん(税抜780円)」、「赤肉汁うどん(税抜880円)」、「カレー肉汁うどん(税抜880円)」の4種が基本メニューとなっている(価格は全て並サイズ)。今回はオーソドックスな「肉汁うどん」の並をチョイスした。
さらにつけ汁に加え、4種類の麺を選ぶことができるのがこのお店の特徴である。「もち麺」、「田舎麺」、「白もち麺」、そして前述した「ウルトラもち麺」だ。
「究極のモチモチはまるで生麩(なまふ)のようです」との説明文に胸が高鳴る。よくよく考えたら生麩を食べたことがなかったものの、高鳴るものは高鳴る。一体どれほどモチモチなのだろうか。
ちなみに「ウルトラもち麺」は並サイズの場合100円の追加料金がかかる。ウルトラ費としては格安にしか思えなかったので、予定通り即刻注文した。
ほどなくして、みずみずしさを麺状にしたらこうだろうなという感じのうどんがそのまま出てきた。
「うどんってこんなに照るっけ?」というくらい、麺が室内の照明をきらきらと反射している。この時点で相当な衝撃だったが、麺を箸で持ち上げた瞬間、それを上回る衝撃に襲われた。
麺がメチャクチャに吸いつくのである。箸に吸いついて離れない。あまりの吸いつき具合に動転しすぎて箸に接着剤が塗り込んであるのかと思ってしまったが、そんな3流のドッキリ番組みたいな陰湿な嫌がらせをされるわけがない。
ひとえに麺の質によるものだろう。きっと恐ろしくモチモチであるために起きた現象に違いない。そう考えながら、麺をつけ汁にくぐらせて口に含んだところ……
恐ろしくモチモチだった。
いや、正確には自分の想像よりもいっそうモチモチだった。柔らかな麺に食い込んだ歯を押し返すコシといったらない。あごに響く弾力で全身が震えた。頭の中で確実に「モチィイイイッ……」と音が鳴っていた。
オノマトペを聞くという異次元の体験。「確実に」と言ったがにわかには信じられず、「嘘だろ……こんなの嘘……」と小声で漏らしながら夢中になって麺をすするという「うどん懐疑男」に成り下がってしまう始末だった。
そこへ来て、うどん体験の満足感を引き上げてくれるのがつけ汁の存在である。王道の甘辛仕立てに豚バラの旨味が染みていて、その汁がモチモチの麺と組み合わさった時の威力は筆舌に尽くしがたい。
見た目、吸いつき、食感。この3重の衝撃はなかなか「うどきち」以外では味わえまい。中でも1番のインパクトはやはり食感だ。ウルトラ級であることに間違いはない。店を出たあと、すぐにその感触が恋しくなるほどの爪痕をこちらの心に残してくれた。
入店前と入店後では、自分の中の何かが変えられてしまったような心地である。つまりはそう……ホモ・ウドキチンスに進化したとでも言おうか。お後がよろしいようで。
・今回紹介した店舗の情報
店名 うどきち
住所 埼玉県所沢市和ヶ原1-691-62
営業時間 11:30~14:15
定休日 火曜、水曜 その他不定休
Report:西本大紀
Photo:Rocketnews24.
▼究極のモチモチとうたわれる「ウルトラもち麺」
▼美しき照り返し。ちなみに緑色の四角い麺は、この日限定の狭山茶のパウダーを使ったもの
▼すさまじき吸いつき
▼恐ろしきモチモチ
▼つけ汁もまた絶品
西本大紀










【知ってた?】毎月1日は丸亀製麺の釜揚げうどん(並)が140円! 大盛りも特盛も全サイズ半額になるんだぞッ!!
昭和の南極観測隊の好物だったカレーうどんを食べに行ってみた! 1万時間かけて当時の味を再現したグルメがこちら / 館林市「花山うどん」
【歓喜】約20年ぶりに復活した「日清ラ王 焼そば」が超ウメぇぇぇぇえええ! 麺が信じられないくらいモッチモチ!!
秋葉原に『がっつりうどん』がオープン! 武蔵野うどんの遺伝子を感じるワシワシ系の一杯
あの「はなまるうどん」から『そうめん』が登場 → 食べてみた結果、残酷な事実が判明する
【コメダ】注文時に一言「よく焼きで」 シロノワールのデニッシュの美味しさを最大限に引き出す頼み方
ニオわせない制汗剤をロケットニュース編集部が朝1回塗って1日ワッショイしてみた
さわやかの新メニュー「みぞれ煮ハンバーグ」が異質すぎ! やさしくも中毒性がある新作ハンバーグは一食の価値あり / 勝手にさわやか通信︰第20回
【0円】ブタメン容器でアウトドア競技『モルック』を自作してみた → 意外と遊べたけど、正規品(約9000円)が欲しくなった…
パンチョに激レア「たらこパスタ」が登場! 期待して注文したら “ショッキングピンク” に言葉を失った
【食べ放題1200円】非常階段の裏口のようなドアの先に広がるガチ中華ビュッフェ! コスパもハードルも高い新大久保「龍勝」
90分食べ放題導入でパンの楽園と化した『ベーカリーレストランC』 / ご覧ください! 珠玉の美味そうなパンを
【2時間パン食べ放題】パン供給のストレスゼロ! ヘッドクォーターズカフェが採用する「セルフバイキング式」の安定性 / 小田急・成城学園前
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 1954話目「春の足音⑱」
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 1957話目「春の足音㉑(完)」
【青切符】4月から自転車新ルール! ヘルメット9種比較
【体験談】テレビで曲が流れたら印税はいくら? ミュージシャンである私がTBSで使われた際の著作権使用料の明細を公開する
【ご報告】ロケットニュース24を少し離れます / 10年間ありがとうございました!
【検証】10年間ほぼ毎日飲んでる「コーヒー」を1週間断ってみたらこうだった
【雑草対策】カインズで598円「撒くだけで防草できる人工砂」の効果がヤバ過ぎた / お財布にも環境にも優しい超画期的アイテム
【検証】「スタバはどのサイズを頼んでも量は一緒」という動画が出回る → 実際に試してみた
オニヤンマのフィギュアが虫よけになるってほんと? 2週間かけて試してみた正直な感想
何も期待せず「カメムシブロック」ってスプレーを窓に吹いたら後日ヤバイことになっていた【100万円の古民家】
冷凍つけ麺を超えられるか? 袋めんの「マルちゃん正麺つけ麺」を食べてみた / 2つの事実が判明
【斬新グルメ】二郎インスパイア系の店で「麺をモチに変更できる」サービスが期間限定で登場 / 立川マシマシ
【福岡グルメ】博多うどんの常識を打ち破る「元祖キーマカレーうどん」が大人気! 3段階で楽しめる仕掛けに中毒者が続出!! 『博多あかちょこべ』
ダイソーで見つけたモチモチ韓国パスタが美味いので、調べてみたら衝撃の事実が判明した件
グンマーの「うどん」は折りたたんで食べるって知ってた? 麺幅10センチオーバー「ひもかわうどん」を味わってみた! 群馬県桐生市「ふる川」
【知っ得】丸亀製麺のアプリが最強すぎるとネットで話題 / 超お得クーポン連発の神アプリだった!
【日清】7年ぶりに復活した「ごんぶと」を食べてみたら俺の知ってる「ごんぶと」じゃなかった…
【最強炭水化物】「パンうどんラーメンパスタご飯」を作ってみた
【つけ麺】行列ができる人気店で食べた「カレーつけそば」が絶品で震えた! 東京・和泉多摩川『自家製麺つけそば 九六』
どん兵衛肉うどんで作る『ぺぺどんチーノ』が激ウマ! モチモチ麺がニンニク風味と融合してクセになりすぎるパンチ力!!
【速報】リンガーハットの「冷やしちゃんぽん」が早くも登場! 87億円の大赤字もコイツでV字回復待ったなし!!
ミスドの飲茶は今こそ評価されるべき…!モチモチ好きにはミスドの「台湾粉粿(フングイ)フルーツティ」が超おすすめ