天才……それは一般人が思いつきもしないことを軽々とやってのける者たち。いつだって世界は天才と共に進化してきた。そして、ここにまた1つ、進化の扉を叩いた者がいる

その者の名は『磯丸水産』。居酒屋チェーンであるこの店が密かに天才的な飲み物を発明していたためお伝えしたい。なんでこれ今までどこもやらなかったんだろう

・発明

日本の古いことわざにこんな言葉がある。酒は飲んでも飲まれるな。最初は良くとも、飲みすぎたら地獄。当日だけならまだしも2日酔いなどで翌日も潰してしまうなんて最悪だ。

その対策の1つとしてヘパリーゼを飲んでいる人を見たことはないだろうか。これは、肝臓や胃腸などの働きを助ける栄養素が入った清涼飲料水である。2日酔いの予防・回復や悪酔いを防ぐなどの目的で服用する人が多いが、磯丸水産に行ったところ以下のようなメニューを発見した。


ヘパリーゼの焼酎割(税込472円)

・天才の発想

天才か! 理論上は酒を飲むと同時に肝臓を助けていることにもなるかもしれない。なぜ今までどこもコレをやらなかったのか? これは盲点だった。ゴクリ。さっそく注文してみたところ……


ヘパリーゼの瓶と焼酎が出てきた。

そのままや。こいつはまごうことなきヘパリーゼや。しかも自分で入れる形式や。ならば入れようトクトクと。ヘパリーゼは焼酎に溶けてもほとんど色が薄まらない。そして、黄金に輝くヘパリーゼの焼酎割が完成した。まぶしい。


飲んでみると……

甘い。ねばりつくような不自然な甘さが口に広がる。若干焼けるような感じがなくもないが、アルコールの風味はほぼしない。ヘパリーゼが強すぎてもはやただのヘパリーゼだ

・磯丸水産が伝えたかったこと

ウマイかどうかはさて置き、意味があるのかどうかもさて置き、ヘパリーゼが全面に出たその味からは磯丸水産のメッセージを感じる。「体大事にしろよ」というメッセージを

ありがとう、磯丸水産。思わぬ真心を感じるこの飲み物は、優しい気持ちになれる一品だ。なお、ヘパリーゼの目安は1日1本(100ml)なので、飲みすぎないように注意しよう。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼ヘパリーゼの目安は1日1本だ