アニメや漫画・ゲームといった、いわゆる2次元作品を原作として、3次元の舞台・ミュージカルなどにした作品を「2.5次元」と扱うようになって久しい。これまでに数多くの2.5次元作品が誕生し、それとともに従来の2次元ファン・3次元ファンに新たな楽しみ方が生まれた。

そんな2.5次元作品の中でも人気の、舞台・ミュージカル『刀剣乱舞』のカフェが秋葉原に期間限定オープンし、なんと本格的なタピオカドリンクの販売を始めたらしい。2次元オタクの筆者は失礼ながら、コラボものの飲食物=美味しくない、というイメージを抱いているのだが果たして……早速飲みに行ってみた!

・まさかの生タピオカ使用

本格的なタピオカドリンクを販売しているという「刀剣乱舞2.5Dカフェ」は、秋葉原にある複合型オフィスビル・UDXの向かいに2019年6月14日プレオープンした。グランドオープンは2019年夏予定らしく、それまで飲食物の提供はテイクアウトのタピオカドリンクのみのようだ。

時間帯別の整理券が配布されているのだが、平日の15時台にもかかわらず行列が出来ている。

「舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ」の登場人物名がつけられたドリンクは、流行りのチーズフォームを乗せたロイヤルミルクティをはじめ、宇治抹茶ラテ、黒糖いちごラテ、チョコミントラテ、みたらし焙じ茶豆乳ラテの全5種類(各700円)。1杯につき、全22種のオリジナルステッカーがランダムで1枚ついてくる。

メニューに記載された説明文によると、京都から茶葉を取り寄せ本格的な味わいにこだわったり、生タピオカを使用しもちもち食感を追求しているそう。どうやらトッピングはタピオカだけでなく粒あんも選べ、お店の方曰く「全てのメニューにタピオカだけでなく、粒あんもマッチする」らしい。本当か……?

1会計につき2杯までのため、他で飲めなさそうな変わり種「へし切長谷部 極(みたらし焙じ茶豆乳ラテ)」をタピオカで、一番粒あんと合わなさそうな「山姥切長義(チョコミントラテ)」を、あえて粒あんで注文。まずは生タピオカを堪能するため、みたらし焙じ茶豆乳ラテから飲んでみる。

生タピオカ、さすがのもちもち具合! 中心に噛みごたえがありながらもボソボソとした芯がない。外はふよふよ・中はもちもち……ありがたき幸せ。ドリンクは焙じ茶の風味にみたらし味の甘じょっぱいソースがアクセントになっている。豆乳ベースのあっさりとした飲み口ともちもちタピオカが合わないはずもなく、美味しい。

対して、粒あんとのマッチングが想像出来ないチョコミントラテ。本当に合うのかな? 不安に思いながら一口飲んでみると……

えっ、めちゃくちゃ美味しい!! チョコと粒あんという異なる甘味が合わさってもしつこくないのは、後味に効いてくるミントの爽快さのせいか。上に乗せられたチョコクッキーのサクサク感も楽しみながら、驚きの美味しさを堪能。甘いもので一息つきたい方にオススメ。正直今までチョコミントが好きではなかったが、今後の見方が変わりそうだ。

・今後は刀剣の展示も?

「刀剣乱舞2.5Dカフェ」では今後、舞台・ミュージカルの衣裳や小道具などの展示が予定されているそう。さらに、刀剣が展示されるかもしれないとか。

ただ、具体的なグランドオープン日や出店期間などは発表されておらず(2019年6月24日時点)、プレオープン中に提供されているドリンクがいつまで販売されるのかも分からない。今回ご紹介したドリンクが気になった方は是非お早めに、足を運んでみて欲しい。

・今回訪問した店舗の情報

店名 刀剣乱舞2.5Dカフェ
住所 東京都千代田区外神田4-3-11 クリハラビル 1F・2F(ドリンクのテイクアウトは1F)
営業時間 11:00〜21:00

Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.
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▼同行していた母親が注文した「大包平(黒糖いちごラテ)」。刀剣の横綱。

▼平日日中でこの行列。人気ぶりが伺える。

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