いよいよ新学期が始まりそうな今日このごろだが、先生のみなさん、注意して! 特に小中学校の先生がたは、今から紹介する筆記用具を徹底マークしておいたほうが良いだろう。ダイソーに100円で売っていた商品の名前は……


スピナーボールペン


そう、あのハンドスピナーとボールペンが合体したという、“授業に集中する気まったくなし” な悪魔的おもしろ筆記用具なのである。まず、この商品の売り場を見て、私はビックリ仰天した。なぜかというと……

めっちゃ書く気マンマン……!!

箱に書かれまくった数々の試し書き。これは「ちゃんとボールペンとして使えるかどうか」を確認していることを意味しており、明確に「筆記用具として使おうとしている意思」を強く感じる。彼らは本気。おもちゃの銃を選んでいるのではなく、実戦向きの銃を選んでいると例えても差し支えない。


事実……


意外と書きやすい……!

おそらく太さは0.5。ごくごく一般的なボールペンなのであるが、ふつうに使える書きやすさ。にもかかわらず……

頭にハンドスピナーが付いている……!!

つまるところ “ヘッドがオモチャのボールペン” であり、言い訳無用、どう考えても学校ではアウツな品。だが、やっかいなことに、このハンドスピナーの形状が……

転がり防止になっている……!

なんという皮肉。クルクル回るのが仕事のハンドスピナーなのに、机に置くとコロコロしないのだ。それはまるで、箸置きに脚をのせた箸のごとし安定感。

ところが、いざ遊びモードに切り替えると……

めちゃまわる〜〜〜〜!

みとれる〜〜〜〜!

地味にハマる〜〜〜〜〜!!

──と、39歳にもなった私でさえ、このハンドスピナーボールペンをシャーッと回すとホッコリ楽しい気持ちになってしまう。これは本当に恐ろしい。ブームが去ったとか関係ない。純粋に楽しいのだ。オモロイのだ。気持ち良いのだ!


とどめとばかりに……


ヘッドが……

取れる……!!

そしてベアリング部分を指で持ち、もう片方の手でクイッっとはじくと……

あぁ……

ハマる〜〜〜〜〜!!

──と、小型のハンドスピナーとしても楽しめちゃう! しかも、このように分離されたらもう最後。先生がボールペンの存在を注意しようにも、スピナーは隠ぺいされ、


え? なんすか? これ、普通のボールペンすよ?


とのクソナマイキな言い訳も可能になってしまうのである! これは危険。先生、大変! 今のうちに「学校に持ってきてはいけないものリスト」に追加しておいた方が良いだろう。新幹線ボールペンや、うんちボールペンとともに。

Report:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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