
夜間、突然停電になったら……。まず確保すべきは、明かりだろう。
今回ご紹介するのは、ボールペンのペン先にLEDライトが仕込まれた商品『ライトライトα(アルファ)』。手元を照らし、暗い場所で筆記するためのアイテムだ。
天体観測のようなアウトドアシーン、夜間の看護や警備の現場で使うことを考えて作られているそうだが、防災でも役立ちそうだ。
光が一切ない、真っ暗な中でも使えるのだろうか? 懐中電灯の代わりにできるのだろうか?? 実際に使って実験してみた。
・これまでのLED付ボールペンへの不満
ライトライトαの紹介に移る前に、筆者が既に持っているLED付ボールペンに関する不満を聞いてほしい。
コチラが筆者の私物ボールペン。
入手した場所は、交通安全のイベントだったと記憶している。ブースで配布されていた記念品。つまりタダでもらった。タダでもらったものに対して文句をつけるのもどうかと思うのだが……。
なにが不満かって言うと、ペン先とは逆、つまりノックする側にLEDがついているのだ。
どういうことかというと……
LEDをオンにしても、照らせるのはノック側だけ。つまり暗い中で字を書きたくても、うまく手元が照らせないのである。
残念ながらペン自体の質も低く、インクの出が悪い。結局使うことなく、今日まで文房具入れにしまいっ放しになっていた。
・ライトライトαは安心のゼブラ製
それでは本題に移ろう。ライトライトαは、ゼブラが製造しているLED付きボールペン。価格は税込660円だ。
LEDの色は赤と白の2色展開になっている。今回は比較のために2色とも購入してみた。
左側の黒いペンには赤色LEDが、右側の白いペンには白色LEDが使われている。赤色LEDの方がまぶしさが少なく、目に優しいのだそうだ。
さっそく開封してみる。まずは白色LEDから。
パッと見は普通のボールペンなのだが……
ノックすると光った!!!!
筆者の想定よりも強い光だ。どれぐらいと言われると難しいが、眩しさに反射で目をつぶってしまったほどの明るさがある。かなり頼りになりそうだ。
赤色LEDはこんな感じ。
目がシパシパしない、優しい光だ。
スイッチは図のように、ノックごとにLEDのONとOFFが交互に切り替わるようになっている。
まずは明るい場所で、純粋にボールペンとしての使いやすさを試したところ、
インクが途切れることなく、軽い力でスルスルと筆記できるのはさすがのゼブラ製といったところ。アルミ製のボディには適度な重さがあって持ちやすく、問題ないどころか、むしろかなり質が高い!
ノックの感覚や「カチッ」という音の質感がシットリと重く、安っぽさがないのも嬉しいな。
・暗い中でも書きやすい!
ここからが本番だ。部屋を暗くして、まずは赤いLEDで筆記してみた。
明るく見えるのは、ペン周り直径10cmほどの範囲。問題なく文字を書くことができた。
適度な光量でぼんやりと紙を照らしてくれるので、目が疲れにくい気がする。長時間書くのに向いているっていうのは間違いないようだ。
しかし、写真だけを見るとかなりホラーテイストだな。もしも暗闇の中、赤い光と手がこんな感じで浮かび上がって見えたとしたら……筆者はたぶん、ビビッて腰を抜かすだろう。
続いては白いLEDで筆記してみた。
赤と比較すると、かなり強く・明るく照らしてくれる。写真では白飛びしてしまっているが、実際は適度な明るさだ。苦労せずとも筆記部分が見え、大変使いやすい。
単純な明るさ・視認性だけで言うと、断然白いLED。
だが、光が強すぎるあまり目がチカチカするという欠点がある。天体観測や昆虫探しなど、暗闇の中で目を凝らす必要がある場合は、赤いLEDを使った方が良さそうだ。
・懐中電灯として使えなくもないが…
続いては前方を照らす実験をしてみた。
赤いLEDの場合は、
写真ではそれなりに明るく映っている。しかし実際にはもっと暗いし、なにより色や距離感がわかりづらい。肉眼では、目を凝らしてなんとか写真ぐらいまで見えるかどうか……といったところだ。
白いLEDの場合は、
赤と比較すると、かなりよく見える。色はもちろん、細かなディテールまで苦労なく見ることができた。なにより、視界の広さは段違いだ。
──とはいえ、本来の用途はボールペン。スマホ内蔵のLEDと比べると、圧倒的に光が弱い。
懐中電灯代わりとして使うよりは、懐中電灯を取りに行くまでの道を最低限照らすため。いわば、繋ぎとしての明かりと位置付けるのが良いかもしれない。
ちなみに、ライトライトαのペン先とノック部分には、蓄光素材が使われている。
真っ暗な中でも見失うことがないのは、かなり機能的で良い。さっそく週末のキャンプに持って行こうと思っている。
ただし、防水仕様でない点には注意が必要だ。そういう意味でも、懐中電灯は懐中電灯として、別で用意するべきであろう。
参考リンク:ゼブラ ライトライトα
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.
▼思っていた以上に書きやすかったため、イラストにも挑戦してみた。
▼結果は……
▼この通り! 日中と変わらないクオリティで描くことができたぞ!!
高木はるか

















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