その商品を目にした時、私は気づいていなかった。いつものように撮影し始めてから「あれ? コレ、どこかで……」と思い始め、実際に使い終えてからハッとした。圧倒的なデジャブ感に。そして、コトの重大さに気がついた。

何がコトなのかって、私が過去にホームセンターで購入し、あまりにも気に入ったので記事にもした『らくらくおそうじブラシ』なる商品に、ダイソーで買った『ペットブラシ(ソフト)』が、あまりにも似ていたからである。

ダイソーの『ペットブラシ(ソフト)』は、名前こそペット用だが、「絨毯やソファに付着した抜け毛掃除に」とのことで、人間の髪の毛でもイケるのでは? と思い購入した。

そして、マヌケなことに、何も気づいていなかった段階の私は、「どのくらい抜け毛がとれるのか真剣に検証したい」と思い、生真面目にもラグマットの掃除機がけから始めていた。そして掃除機をかけおえてから……

ジャッジャッと……

一心不乱にブラシをかけ……

\(^O^)/ こんなにとれたー \(^O^)/

──と喜んでいたのだが、それと同時に「これ、いつか体験したことあるぞ……」と思い始めたのである。「ていうかコレ、うちにあるぞ……」とも。そして、我が家のお掃除用具置き場にダッシュし、ゴソゴソと探ってみると……

おんなじのがあるー!!


おんなじのがあるどころか……


過去に記事にもしてるー!!

──となったわけである。「おんなじもの」とは、私が過去にホムセンで398円(税別)で購入した株式会社富士の『らくらくおそうじブラシ』のこと。


両者を比較すると、あまりにも似ている……どころか、ほとんど形が同じである。

見れば見るほど同じであり、

心配になるくらい同じであり、

形どころか、ブラシの材質まで同じなのでは? というくらい、ブラシの柔らかさも似ているのである。当然、抜け毛の取れ具合も同じような感じだった。


しかし、よく見ると違うところもある。


ホムセンのほうは、柄の部分や背の部分が違う色(違う材質)になっているのに対し、ダイソーのは青一色。

また、ホムセンのほうは「バリ」もなく、非常に丁寧な作りになっているのに対し……

ダイソーのは、バリもそのまんまで、「型から取り出したまんまです」的なクオリティ。つまるところ、ホムセンのほうは「高品質」なのに対し、ダイソーのは「低品質」なわけである。いずれにしても、私は正直、こう思った。


これ、コピー品なんじゃないのか?」と。


ダイソーは罪を犯しているのではないか!?」と。


まるで、偶然にも指名手配犯にソックリな人物を見てしまったかのような心境だった。だが、気づいてしまったからには白黒ハッキリさせとかないと、今後、私の中での「ダイソー観」も変わってくる。

ということで、思い切って『らくらくおそうじブラシ』の「株式会社富士(以下、富士)」に聞いてみることにした。

私が質問したのは3つの謎。まずは、「ダイソーの『ペットブラシ』の存在を、富士は把握しているのか?」ということについてだが、気になる回答は……次のページへつづく。

参考リンク:株式会社富士「らくらくおそうじブラシ」
Report:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.