占いって当たるの? 私(中澤)は、どうもお金を払ってまで見てもらう気になれない。だって、ぼんやりしたこと言われたらなんか当たってる風に解釈してしまうし。対面で話したら人となりとか大体分かるから、誤魔化すこともできるんじゃないかなあ。

そこでガチ検証。生年月日だけで67才オトンの「過去の運勢」を見てもらい人生で答え合わせをしてみた。最近定年退職したオトン。人生の答えは半分出ていると言っても過言ではないが、占いではどういう人生を歩んでいるのか? 見てもらったところ……ひょえー! マジかよ!!

・算命学

今回見てもらったのは算命学を学ぶ占い師見習い・P.K.サンジュンだ。算命学は、生年月日から運命を占う中国発祥の占いで、サンジュンは占いを習い始めて7カ月が経つ。殻つきだが「ざっと占える」状態とのこと。

生年月日で占う算命学は、出てくる結果自体は誰であっても変わらない。結果をどう解釈するかや問題の解決法などが占い師の腕の見せどころだというから、むしろ、占い自体を検証するには殻つきはちょうど良いのではないか?

・生年月日で導かれた運命

さっそく、オトンの生年月日だけを教えると占いを始めるサンジュン。算命学で導き出されたオトンの運勢は以下の通り。

・勉強が得意
・アーティスティックな星を持っている
・プライドが高い
・誰かのために何かをやる方が向いている
・人当たりも良いし外から見ると明るいけど、一方で1人の時間を必要とするタイプでもある
・働き者
・しかし、体が強い星回りではないため、営業でガンガン行くタイプではない
・部下には恵まれない。1人でやる方が得意
・子供を頼ることはできない
・女の子が生まれる星回り

──ハッキリ言うとこの時点で震えた。なぜなら、オトンは研究者なのである。「勉強が得意」で、確かに営業でガンガン行くタイプではない。

また、学生時代はギタリストでプロを目指した経験もあり、劇団の手伝いもしていたという話を聞いたことがあるから、「アーティスティック」であり「誰かのために何かをやる方が向いている」というのも当たっている。

さらには、旅行などに行くと絶対1人でブラブラ散歩している。「1人の時間を必要とするタイプ」だ。私が子供の頃は、寝る前に帰ってくる方が珍しいくらいだったので「働き者」であることも間違いない。極めつけは子供が私である。「子供を頼ることはできない」……うん。その通り。

私は男の2人兄弟のため、「女の子が生まれる星回り」というのは違ったが、客観的に見るとそれ以外はほぼ全て当たっている。解釈の違いとか入る余地もないくらいおっしゃる通り。むしろ、もうちょい運命にあらがえよ

・衝撃の事実

そして、さらに細かく運命の流れを見てもらったところ衝撃の事実が。その事実とは、オトンは43才から20年間、大運天中殺というものに入っているということ。

大運天中殺とは、発動の条件によって起こることが変わるのだが、基本的には大きく上がるか下がるものなのだとか。嵐の中の船のようなものかと思われる。例えば、小室哲也さんは90年代のブームの前にこれに突入しているのだとか

120年間のうち20年間巡ってくるものなので当たらない人もいるというこの天中殺。オトンは43才から入っているというが……


実は、47才の時に当時の会社が倒産しているのである。そしてそれだけにとどまらずその直後……



ヘッドハンティングで大幅にキャリアアップしているのだ


これは中澤家で未だに語り継がれるオトン奇跡の逆転ホームランだ。会社の倒産を知ったあの夏のリビングは一生忘れない。まさに嵐の中の船だった。

そんなオトンも67才。先のことは怖くもあるが、ちょっとだけ見てもらったところ、2020年に今までの集大成的な結果が出るとのこと。1区切りの年になるらしいですよ。運命にもて遊ばれて無理もいとわないあなたなので、どうかくれぐれもご自愛ください。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼そんなオトンは彼女を紹介しようとした際、ビシキメのタキシードで大阪からやって来た