「ローストビーフ丼」が一大旋風を巻き起こしたのは、2014年頃のことだったと思う。神戸発祥のレッドロックが東京に進出して以降、新店が続々と誕生して、昨年あたりから飽和状態になり、1つの時代が過ぎ去ったように感じられる。

中には「ローストビーフ丼、飽きた」と思っている人もいるかもしれないが、そんな人はココに行って欲しい! 日本橋の『肉友』だ。この逸品を食したら、再びローストビーフ丼への愛情が芽生えるかもしれないぞ!!

・肉山プロデュース

実はこのお店、あの「肉山」がプロデュースしたとのこと。元はベルギー料理のお店だったそうだが、2年前にリニューアルし、夜は肉山と同じように、お肉をトコトン堪能できるコースのみ。昼は日替わりメニュー + ローストビーフ丼を提供しているようだ。


・場所がわかりにくい

問題はこのお店の場所。日本橋ではあるものの、お店が結構分かりにくい場所にある。最寄り駅は東京メトロ三越前駅。日本銀行の近くではあるが、行き止まりのような場所の2階に位置している。


営業開始時間の11時半に到着すると、すぐに満席。アッという間に数人の行列ができてしまった。肉山に匹敵する人気を誇っているようだ。


・香味の効いたサラダ

注文するのはローストビーフ丼。2000円と高額ではあるものの、噂に聞いたメニューだったので、ぜひとも食べてみたいと思った。ちなみに店内は2名がけのテーブルが8席、それと個室があるようだ。客の半分がこの日のランチのハンバーグを注文して、残りの半分が丼をオーダーしていた。まず最初に出てきたのが野菜たっぷりのサラダ。


香味野菜をふんだんに使っていて、特に大葉のアクセントが効いている。


・見た目がヤバい!

サラダを食べ終えた頃に、注文した丼が来た! おお、見た目からしてインパクト大!! 噂を呼ぶ理由が、見ただけでわかった。


う~ん、何とも官能的だ。セクシーといってもいいかもしれない。黒い丼に真っ赤な肉と、たまごの黄色。白ご飯がチラリと見えている感じもとてもイイ!


・しっかりとした肉の旨味

肉は分厚いながらも、噛むとトロけるような柔らかさ。1切れ食うと、ジュワリと肉汁とタレの混ざりあった、甘くて酸味のきいた味が広がる。この夏は暑かったせいか、例年にも増して肉がウマく感じる。きっと身体がスタミナを欲しているからだろう。


別添えのワサビを付ければ、ツンとした辛味とあいまって、肉の甘味は一層引き立つ。


・興奮を抑えられない!

たまごを崩せば、異常なまでの背徳感を感じて、心の奥底から沸き立つような興奮を覚えずにはいられない。ああ! なんていけないモノを食べてるんだと、自責の念に駆られる可能性も否めない。


これがご飯と合わない訳がなかろう!


もしも、ローストビーフ丼の時代は終わったと感じている人がいるのなら、ぜひ一度食べに行ってみて欲しい。まだ終わらない、ローストビーフ丼の時代はむしろこれからだ!

・今回訪問した店舗の情報

店名 日本橋 肉友
住所 東京都中央区日本橋本石町3-2-5 マレ本石ビル 2F
営業時間 11:30~14:00 / 17:30~23:00
定休日 日曜日

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24