土用の丑の日を目前に控え、白ごはんに うなぎのタレをかけて混ぜたメニューが、特に大学生協の間で流行している。うなぎは無い……。繰り返すが、白ごはんに うなぎのタレをかけて混ぜたメニューである。
——と聞くと、「は!? どういうこと?」となる人もいるかもしれないが、大学生協の公式Twitter アカウントがつぶやいた内容を見てもらう方が話は早い。ツイートをいくつかピックアップすると……
・大学生協のツイート
——ご覧の通り、いくつもの大学生協が白ごはんに うなぎのタレをかけて混ぜたメニュー、通称「土用のたれめし」を売り出しているのである。
ではなぜ、大学の生協が一見ネタに見えるようなメニューをこぞって発売しているのだろうか? その理由に関して、「単純に価格の問題」だと言っている生協もあるが、「絶滅危惧種である うなぎのことを考えて」といった理由を挙げているところも多いようだ。
・圧倒的コスパ
そして当たり前といえば当たり前だが、どの生協の「土用のたれめし」も安い! もしうなぎが入っていようものなら恐らく1000円前後、国産のうなぎなら2000円以上はしそうなところ、200円前後で販売されているのである。
ちなみに、私も学生時代に同じようなものを自作して食べたことがあるが、味は文句なしに美味い! 私だけでなく、当編集部の あひるねこ も食べ、「うな丼で1番ウマいのはタレなんじゃないかと」言っているから、生協で販売されている「土用のたれめし」も美味いはずだ。
むしろ、「土用のたれめし」を白ごはんに うなぎのタレをかけて混ぜたメニューと考えるのではなく、「8〜9割引のうな重 」と考えるといいのではないだろうか。ただし……!
・注意点も
1つだけ気をつけたいのが、「蒲焼さん太郎」の扱い方である。大学生協の中には、「土用のたれめし」と「蒲焼さん太郎」のセット購入を推奨しているところが多い。確かに、「蒲焼さん太郎」はそれ単体で美味いが、うなぎの代わりがつとまるかと言うと……難しい。
というのも、「蒲焼さん太郎」は焼けばいい香りがするものの、私が実際に食べて確かめた感想を言わせてもらえば、カチカチすぎるのだ。
だからセットで購入するのはいいが、「蒲焼さん太郎」は「蒲焼さん太郎」として、「土用のたれめし」とは別に楽しむことをオススメしたい。個人的には、「蒲焼さん太郎」は「土用のたれめし」のデザートとして味わうのがいいと思うぞ。
参照元:Twitter @nodaicooppan、@Mito_SB、@keiocoop_hb、@hoseicooptama、 @wcoopbuncan06
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.