「勝手につくば大使」こと小村政文氏。茨城県つくば市で勝手に大使を名乗り、3年間で500以上の記事を情熱だけで書き散らしている男「勝手につくば大使」。

彼は大学進学とともにつくば市へ引っ越してきたことを機に、つくばの魅力にどっぷりと浸かり、大学を休学して勝手につくば大使というブログを開設した。

ほぼすべての記事が取材を元にしているというガチな活動が実り、つくばの街を歩けば「あ、大使だ!」とトレードマークのモヒカンをちょんちょんされるのが日課となっている。さらに最近ではテレビ番組『月曜から夜ふかし』にも出演したそうだ。

そんな地元を愛し地元に愛される大使の大きな悩みとは……。「とにかく金がない!」ということである。深夜のアルバイト代はすべて取材費に消え、ブログでの収益はなんと3年間で2万円。一体どうやって生活しているの!?

・大使の節約料理! その名もニ宝菜

サッカー日本代表がコロンビアを破り、日本経済がにわかに活性化していたある日の昼下がり。突然大使から1通のメールが届いた。


「1人前で30円なのにバカ美味い料理を発明したので、つくばに来てください」


ということで、私はさっそくつくば市にあるお化け屋敷みたいな一軒家の中にある大使の作業場(先輩の家らしい)へ向かった。

「最近作った料理の中でも抜群に美味しい」と豪語する大使。その名も二宝菜。材料はもやしと玉ねぎの2つのみである。まずは玉ねぎをザク切りにして中華鍋に投入。ちょっとだけアメ色になったところで信じられないくらいの量のニンニクをドカン!

「このニンニクがニ宝菜のすべて」と語る大使。業務用の刻みにんにく(内容量1キログラム)は生活必需品だという。強烈なニンニク臭がキッチンを包み始めたところで、もやし3袋を入れコップ1杯の水をバシャリ。なんだかスープみたいになってるけど大丈夫?

「蒸したあとに片栗粉を入れてあんにするので、この水が重要なんです!」と大使はそっと鍋にふたをした。

・大使、二宝菜を語る

「中華料理屋で八宝菜ってありますよね? 1人前で大体800円くらい。それに比べてニ宝菜は30円ですから、単純計算すると800円あれば二宝菜を26人前も作ることができるんですよ。八宝菜と二宝菜、どちらが優れているかは一目瞭然ですよね」


そりゃ八宝菜の中でも原価の低い2品を選んでいるからコスパは高いけど!


「なんなら玉ねぎを抜いて一宝菜でもいいくらいです。あんがないとさすがに悲しくなるので片栗粉はかかせませんが、こんなのタダ同然。というかニンニクが入っているから玉ねぎを抜いたって二宝菜ですよ」


だったら今作っている料理は二宝菜じゃなくて三宝菜なのでは? と思ったが野暮なことは言いたくないので胸の中にとどめておいた。

・大使、ニンニクを語る

「ニンニクっていうのはホントに元気の出る食べ物なんですよ。二宝菜もこのニンニクがなかったらただのもやし炒めですから。ニンニクを食べると、ニンニクの成分が体中の血管を走り回るんです。

細胞1つ1つにニンニクが訴えかけて、身体の底からエネルギーが湧き上がってくる。もうニンニクなしでは生活できません。この業務用の刻みニンニク(内容量1キログラム)はマジでオススメです」

ニンニクを抜くと身体がしなしなっとしぼんでしまうという大使。言っていることがもうキン肉マンと一緒である。

・二宝菜を食す

そんなことを話している間にすっかり玉ねぎともやしが蒸しあがった! あとは片栗粉を入れてとろみを付けてできあがりだ。お皿に二宝菜を盛ると火が通って香ばしくなったニンニクのいい香りがしてきた。二宝菜を口に運んでみると……。

「美味い! ニンニクが抜群に効いていてべらぼうに美味い! たしかにニンニクがあれば八宝もいらない!」

お金に余裕がある人もない人も一度この二宝菜、作ってみるべし。身体の底からパワーが出てきて大使のようにエネルギッシュな1日を過ごすことができるかも?

Report : 國友公司
Photo : Rocketnews24.

▼大使の嗜好品「刻みにんにく」

▼金髪モヒカンがトレードマークの大使

▼現在は2人で大使活動をしている