ミュージックビデオ界のスターともいえるロックバンド「OK Go」。これまでにも彼らは無重力空間で撮影を行ったり、567台ものプリンターを使用したりと、ブッ飛んだ映像作品で注目を浴びてきた。
先日、その「OK Go」のリーダーであるダミアンが1本の動画を世に送り出した。ダミアンが監督を務め、スマホのCMとなっている本作。なんとも不思議な魅力を持った作品だったのでご紹介したい。
・1000個以上のスマホを使用したCM
動画のタイトルは「ASUS ZenFone 5 Commercial, Director’s Cut (featuring “I’m Not Through”)」である。これは文字通り、ASUSの新型スマホ『ZenFone 5』のCMとして制作された。なにはともあれ「OK Go」のリーダーが監督なので、きっとスゴいアイデアが盛り込まれているに違いない!
──と見る前から期待していたら、やっぱりスゴかった。動画を再生したら、まずは全身にスマホをまとったダンサーが登場。暗闇の中でスマホを光らせながら踊る姿は、幻想的で思わず心を奪われるほど美しい。ただ、そこで終わらないのが「OK Go」の発想力!
なんとダンサーの背後に設置されたイルミネーションの巨大な壁も全部スマホなのだ! 解説文によると、どうやらダンサーの身体には89個、壁には1139個もの「ZenFone 5」が使われているらしい。うひょ〜、スマホの数がパねぇ〜!!
まさに「スマホのスマホによるスマホのためのCM」といったところだが、スマホのディスプレイに様々な映像が映し出されたら斬新な世界観にドップリ。ポップな世界が次々とリズミカルに描かれていくこと、そして色づかいやダンサーの動きといい、見るものを飽きさせない展開がとてもよい。
・現実とスマホの画面が作り出した世界を行ったり来たり
特に00:40以降のトリッキーな仕掛けは必見だ。「ZenFone 5」のディスプレイの美しさをアピールしながら、いつの間にか現実とスマホの画面が作り出した世界を行ったり来たり。「OK Go」ゆずりのブッ飛んだ内容に仕上がっているゾ!
リピート必至の不思議な魅力を持ったこのCM。全編で1:17とコンパクトなのでぜひ視聴してみてほしい。なお、メイキング動画も公開されているので、撮影の裏側をみたい方はあわせてそちらもどうぞ。
▼「ZenFone 5」のCM(ディレクターズカット版)がこちら
▼「ZenFone 5」のCM(通常版)がこちら
▼メイキング映像がこちら