2018年4月27日、映画『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』がいよいよ公開される。2008年公開の映画『アイアンマン』から始まったMCUシリーズの第19弾にして集大成とも言われる超大作だから、公開を心待ちにしているファンも多いことだろう。

それに先立ち都内で行われた極秘試写会に足を運んできたのだが、一言でいえば『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』はスゴすぎる。上映が終わった瞬間、記者は「一気にスター・ウォーズレベルの映画になったな」と思わずにはいられなかった。いや、参った──。

・ネタバレなし

あらかじめお伝えしておくと、今回の記事にネタバレは含まれていない。ただし、第18作『ブラックパンサー』までに明かされた内容と、すでに予告編で公開されている内容についてはチラホラ登場するとお伝えしておこう。

それでは以下で「アベンジャーズ / インフィニティ・ウォーを絶対に観るべき5つの理由」をご覧いただきたい。『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』……マジでスゴい映画だった。

・観るべき理由その1:「ヒーローたちを持て余していない」

今作にはアイアンマン、キャプテン・アメリカ、スパイダーマン……などなど、これまでに登場してきた多くのヒーローが登場する。よく言えばゴージャスなキャスティングだが、悪い見方をすると 大味な作品 にもなりかねない。

だがしかし、どのヒーローにもしっかりと見せ場があり、決して「お祭り騒ぎなだけの映画」にはなっていなかった。むしろ “初共演” のヒーローたちによるコンビネーションに胸が躍るハズだ。

・観るべき理由その2:「戦闘シーンが超カッコいい」

今作で監督を務めたアンソニーとジョーの「ルッソ兄弟」は、かねてから 戦闘シーンの撮り方が抜群に上手いとされていた。特に2人が監督を務めた『キャプテン・アメリカ / ウィンター・ソルジャー』と『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』は、ファンの中でも「MCU屈指のアクション作品」と評判だ。

『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』でもド迫力なアクションシーンは健在で、冒頭から終盤まで多くの戦闘が繰り広げられる。各キャラの能力も十分に活かしているから、コアなファンも「こういう使い方があったか!」と納得することだろう。

・観るべき理由その3:「ヒーローたちの登場シーンがカッコよすぎる」

アクションシーンと共にシビれるのが、各ヒーローの登場シーンだ。『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』でアベンジャーズは解散しているので、現在ヒーローたちは「呼べばいつでも来る状態」ではない。

これ以上はネタバレになるので明かせないが、何人かのヒーローは最高にカッコいい登場シーンが用意されているぞ。

・観るべき理由その4:「伏線を回収している」

今作のボスは「サノス」である。サノスが全面的にスクリーンに登場するのは初めてだが、これまでも何度か「サノス」という言葉や、そのシルエットはチラチラと登場している。また、物語の鍵を握る「インフィニティ・ストーン」も同様で、これまでも幾度か登場してきた。

その「サノス」や「インフィニティ・ストーン」を始め、今作では過去の作品での伏線を色々と回収している。特に直近の『ブラックパンサー』や『マイティ・ソー / バトルロイヤル』あたりは予習しておくといいハズだ。

・観るべき理由その5:「結末が読めない」

これまで4つの理由を述べてきたが『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』の本当のスゴさは「結末が読めないこと」これに尽きる。おそらく、99.9%のファンはこの結末を予想できないハズだし、映画を見終わったあと「ウソ……だろ?」と思うに違いない。

この結末を選んだ脚本もスゴいし、それを実現した監督もスゴい。さらに言うならOKしたディズニーもスゴい。詳細は明かせないが、記者が「一気にスター・ウォーズレベルの映画になった」と感じたのも、全てはこの結末が用意されていたからだ。

──以上である! 個人的にはこれまでのMUC作品の中では『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2』が最高傑作だと思っていたが、方向性の違いはあれど『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』も間違いなく傑作だ。少なくとも、過去のアベンジャーズ2作品とはレベルが違う。

全ては、そう全ては「予想だにしない結末」ありきなのだが、とにかく『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』はマジでスゴい。この衝撃はどうか劇場で体感して欲しい。『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』は4月27日公開だ。

参考リンク:アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー
Report:P.K.サンジュン
Photo:(C)2018MARVEL

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