もう待ちきれない──。2019年4月2日、世界中で多くの人が公開を待ち望む『アベンジャーズ / エンドゲーム』の最新予告動画が公開された。2週間ほど前に公開された約2分半の動画に対して今回はわずか1分の動画だが、それでもやはり見所は多い。

内容についてはご自身の目でご確認いただきたいが、注目したいのは動画の中に紛れている「フェイク映像」だ。みなさんは、なぜ『アベンジャーズ / エンドゲーム』にフェイク映像が紛れているのかご存じだろうか?

・超名監督「ルッソ兄弟」

『アベンジャーズ / エンドゲーム』の監督を務めるのは、アンソニーとジョーのルッソ兄弟だ。MCU作品では「キャプテン・アメリカ / ウィンター・ソルジャー」「シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー」に続き、4作目の監督になる。


これまで20作以上が公開されているMCU作品だが、ルッソ兄弟の評価はハッキリ言ってピカイチ。どの作品も文句なしのおもしろさで「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のジェームズ・ガン監督と並ぶ “MCU版必殺仕事人” と言えるだろう。

・ルッソ兄弟のこだわり

そんなルッソ兄弟は予告編動画の中で「フェイク画像」を多用することでも有名だ。今回の動画で言うと、ソーとキャプテン・マーベルのシーンで登場するハンマーが以前の動画とは違う。ではなぜルッソ兄弟が「フェイク画像」を使用するかというと……


ネタバレ禁止のため


全てはこれに尽きる。ルッソ兄弟は幼い頃に観た「スター・ウォーズ / 帝国の逆襲」で得た衝撃が忘れられず「あれは劇場で観るまで内容を知らなかったから」と公言。前作「アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー」の公開後も「観た人は内容を言わないで!」と呼び掛けていた。


・台本すらフェイク

さらに言うと、予告編のフェイク動画だけではなく、出演者にもフェイクの台本を用意したり、撮影中もどんなシーンなのか説明しないこともしばしばだという。全てはネタバレの流出を防ぎ「まっさらな気持ちで作品を観て欲しい」というルッソ兄弟のポリシーによるものなのだ。

とはいえ、今回公開された予告編動画も劇中で使用されるものが大半だと予想される。ルッソ兄弟からすれば「これくらいは見せて大丈夫」ということなのだろう。我々の期待値を上回ることが確実な『アベンジャーズ / エンドゲーム』は4月26日公開だ。

参照元:YouTube
執筆:P.K.サンジュン

▼今回公開された動画がこちら。

▼以前公開された予告編動画。やはり違うところがある。

▼2018年12月に公開された予告編動画。

▼キャプテン・マーベルの予告編動画。