先週もお伝えしましたが、ロケットニュース24ではライターを募集しています。応募してくれるまで何度でも言いますが、ロケットニュース24ではライターを募集しています。
正直なところ、我々が想定したより応募状況が芳しくなく「なぜだろう?」と考えていたところ、知人から「ロケニュー怖いもん。相当な勇気がないとなかなか応募できないよ」と言われました。
果たしてそうでしょうか? ズブの素人だった私(P.K.サンジュン)でさえ何とかなっていますので、今日はその話をしたいと思います。どうかこれを読んで「それなら自分でも出来るかも!」と安心してご応募ください。
・応募したきっかけ
あれは今から5年ほど前の2013年12月のこと。当時私は不動産会社に7年ほど勤務していました。その頃ちょっとした心境の変化があり「このままサラリーマンでいいのかなぁ?」と思ったときに目にしたのがロケットニュース24のライター募集です。
昔から読書が好きでしたし、何年かはブログも書いていました。……いま見るとヒドいもんですが、知人たちから「サンジュンは文才あるね!」なんて言われて調子に乗っていたのでしょう、私は勇んでライター募集に応募しました。
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──そこから半年間放置です。実はサイトを掘っていけばライター募集ページはありましたが当時のロケットニュース24は欠員がなく、特に人材を必要としていなかったのです。しかもその時の募集要項には「ライター経験のある方」と書いてありましたが、私にはライター経験が1度もありませんでした。
簡単に言えば、条件を満たしていないのに履歴書を送り付けたわけですから返事が来ないのも無理がありません。私自身も応募したこと自体をすっかり忘れていた頃、編集長のGO羽鳥から「まだライターにご興味ありますか?」と連絡があったのです。
・半年間放置されたが……
私は迷うことなく面接に向かいました。事務所のある新宿二丁目の雑居ビルだけは確かに最初は怖いかもしれません。そして初めて目にした本物のGO羽鳥に私は感動……しませんでした。なぜなら私は “ライター基準” で記事を読んだことがなかったからです。
微かに知っているのは佐藤記者くらいで、それも「小汚いおっさんがいたな」と思っていた程度。憧れのロケットニュース24というよりは、私が読んでいたおもしろ系サイトがたまたまロケットニュース24しかなかった、というのが正直なところです。
さて面接ですが、軽い挨拶はしたもののなかなか話は弾みません。GO羽鳥は優しい人ですが巧みな話術があるわけでもなく、私も面接を受ける側の人間としてしゃしゃった真似も出来ず、ぎこちない空気がただよっていました。
・面接でのできごと
そんなときです、履歴書に目を通したGO羽鳥が「プロレスお好きなんですか?」と発したのは。そこからはひたすらプロレストークで大盛り上がり! ライターの話なんて一切していません、お互いにプロレス愛を語り合いました。
私が「中学生の頃、長州力が本当の父親だと思っていた」と言えば、GO羽鳥も「中学の頃、全日本女子プロレスの道場で出待ちをしていた」と返すなど会話がかなりスイングしたのでしょう。まさか「フミフミ(斎藤文彦氏)のコラムが最高だった」なんて話で盛り上がるとは思ってもいませんでした。
結局、ほぼプロレスの話しかせず1時間の予定が30分ほど延長した頃「あ、じゃあライターやってみましょう!」とGO羽鳥から合格が言い渡されたのです。その後はサラリーマンをしながら1年間、外部ライターとして執筆活動し2015年に事務所勤めになりました。
・たった1つだけ必要なこと
GO羽鳥いわく、「サンジュンは最初からほぼ完成されていた」らしいですが、私も必死に学びました。1を聞いて200を知る……個人的にはそれくらいの気合いがあれば何とかなると思います。また、我々は出し惜しみは絶対にしません。ありったけのノウハウをお伝えすることを約束します。
https://instagram.com/p/BdNKaKDjPrN/?hl=ja&taken-by=p.k.sanjun
ロケットニュース24には個性豊かなライター陣が集まっています。わんぱくなライターもいれば物静かなライターもおり、少々変態チックなライターもいます。そしてその全員が、仲間でありファミリーでありそしてライバルです。みなさんもその一員になりませんか?
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼出会った瞬間はぎこちなかったGO羽鳥とも、今ではパンツを脱がせようとする仲になりました。