『きのこの山』vs『たけのこの里』、『フェラーリ』vs『ランボルギーニ』、『犬派』vs『猫派』……どんな些細なことでもつい争ってしまうのが人間だ。いいじゃない、どっちだって。そう分かっていながらも、我に正義あり! 今日も今日とて私たちは戦う。つい最近もこんな話題でTwitter民がもめた。

テニスボールって黄色? それとも緑?

あなたはどっち派……!?

この「見る人によって色が違う」現象は、これまでにも形を変えて繰り返されてきた。“白と金” か “青と黒” のドレス、アディダスのジャージケイト・スペードのバッグなどなど。

そして2018年2月、ついにテニスボールをめぐって「何色に見える?」論争が勃発。ユーチューバーである CGP Grey さんがTwitter上で「テニスボールは何色? 黄色、緑色、その他」で投票を呼びかけたのだ。

すると結果は……

緑:52%
黄色:42%
その他:6%

って、え!? 緑が多数派!? これには驚いた人も多かったもよう。Twitter上には「は?」「黄色でしょ!」「緑が多数派だなんて……人間が信じられなくなる」などの声があふれた。それと同時に「どうみても緑だろ!」「緑だって」「両方に見える」なんて意見もあがった。

一体どっちなんだ……と、そのとき、ある人物が “生けるレジェンド” ロジャー・フェデラーに直接この質問をぶつけてみた! Twitterユーザーのディレイニー・ドルドさんの父親が、レーバーカップという大会でフェデラーに「ねえ、テニスボールって何色!?」と聞いてみたのだ。するとフェデラーからは次のような答えが返ってきた。


「黄色でしょ?」


この瞬間、黄色派の勝利は確定した。フェデラーが言うんだから、テニスボールは黄色に決まり! 決まりったら決まり!! ネット上では緑派も「フェデラーが言うなら黄色なんだ」と白旗をあげていた。まあ、国際テニス連盟のサイトには「ボールは黄色」とバッチリと書かれているんだけどね。

また海外メディア『The Atlantic』が行った調査によると、前述のドレスが “白と金” に見えた人はテニスボールが黄色に見えやすく、逆にドレスが “青と黒” に見えた人はテニスボールが緑に見えやすいことが判明したそうだ。

参照元:International Tennis FederationThe AtlanticBBC(英語)、Twitter @cgpgrey@delaneyanndold
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.

▼フェデラー「黄色でしょ?」

▼ CGP Grey さん:「テニスボールって何色?」