生けるレジェンド。そう呼ぶにふさわしいのが、長らくテニス界の第一線で活躍するロジャー・フェデラーだ。年齢による衰えもどこやら。36歳でランキング1位に返り咲き、年齢を重ねても圧倒的な強さを見せている。

現在行われているBNPパリバ・オープンでも若手を跳ね返し続けているが、試合が止まった時に見せた何気ないプレーが神ってたのでご報告しておきたい。さすがフェデラー。その一言に尽きる。

・何気ない一打に沸いた会場

神ってたプレーが炸裂したのは、2018年3月13日のフェデラー vs フィリプ・クライノビッチ戦でのこと。フェデラーがサーブを放ち、わずかにネットに触れたことでレットがコールされた場面だ。ただ、次のプレーの準備をしていたフェデラーは、コールに気づきつつも軽めのバックハンドスライスで返球した。するとこれが……まさかまさかのそのまさか!

フェデラーの計算通りなのか、なんとボールは相手のコート内ギリギリに落ちた上に強烈なバックスピンで自分のコートに戻ってきたのだ。思わぬ動きにボールキッズも混乱。もちろん、会場がフェデラーの何気ない一打に沸いたのは言うまでもない。

・絶好調のフェデラー

詳しくは TennisTV が Twitter で公開中の動画で確認して欲しいが、改めてフェデラーのスゴさを実感できる内容だ。クライノビッチとの試合をわずか58分で勝利したフェデラーは、準々決勝も勝ち進んで開幕16連勝。この結果を受けて、大会終了後も世界ランキング1位を維持することが決まった。フェデラー36歳、まだまだ勢いは止まりそうにない。

参照元:Twitter @TennisTV
執筆:原田たかし