いくら我慢できないからといって、公(おおやけ)の場で大小の排泄をすることは許されない。場所によっては軽犯罪にあたる。ではトイレならどこでもいいのかと言うと、公共の施設でない限りは、個人のお店のトイレを黙って使うのも問題があるだろう。

最近、飲食店が入る建物で、驚くべき注意書きを発見してしまった。店舗共用のトイレを無断で使う人がいるらしく、ビルの管理会社は無断使用への怒りを抑えつつ、かなり厳重な注意を促している

・無断で使用したら……

その注意書きには「厳重警告」とある。再三にわたり勝手にトイレを使った人がいたのだろうか。冒頭の1文から強い口調だ。「○○ & ×× ゲスト以外」と、ビルの店舗を利用した客以外に対して、この重い警告は発せられている。


「無断でトイレを使用した場合」


「自動ロックされ 一生、外に出られません! (泣)」(注意書きより)



マジかよ……。たとえ飲み過ぎて猛烈な尿意に襲われても、絶対にこのトイレに無断に入ることはしないだろう。一生トイレに閉じ込められるなんて、絶対にイヤだ。漏らした方がまだマシだ……。

・きっと無断使用があとを絶たなかったのでは?

かなり厳しい警告なのだが、この注意書きが掲出するまでに何度も何度も無断使用され、きっとトイレを散々汚されたのだろう。無断使用でもマナーを守ってキレイに使用されていたのなら、管理会社もここまで強い言葉を選ぶことはなかったかもしれない。

誰もが気持ち良く過ごせるように、ルールとマナーは守ろう。公共のトイレでも、あとの人が気持ち良く使えるように心がけたいものである。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24