車を運転する前にはボンネットを叩こう! なぜなら、車の中に猫が隠れているかもしれないからだ。寒くなると、暖をとるために猫が車のエンジンルームやタイヤの隙間に入り込むことがある。そのまま気付かずにエンジンをかければ……悲惨な事故が起こってしまう。
2015年に日産自動車が一大プロジェクトを立ち上げたこともあり、多くの人がこの「猫バンバン」を知っているはず。でも、まだまだ周知は必要だ! そんな中、ある心強い人物が立ち上がった。あの鉄拳さんがイラストで猫バンバンを呼びかけたのだ!!
・鉄拳さん「お互いの為にも是非!」
2018年1月11日、お笑い芸人であり、世界的に有名なパラパラ漫画家でもある鉄拳さんが以下のようにツイートした。
「昨日テレビで何処かの自動車メーカーさんからのご注意があって、見ていない方もいると思って描きました。車の下や、タイヤ、エンジンが暖かいので猫ちゃんが潜ってしまう事があって、車に乗る前にボンネットを軽く叩いて気づかせて下さいとの事でした。お互いの為にも是非!」
一緒に添えられているのは、鉄拳さんの温かなイラスト。男性が車のボンネットを叩いており、その車の下、エンジンルーム、タイヤの間には、3匹の猫がもぐりこんでいる。そう、これぞ猫バンバン! さすがは世界の鉄拳さん。一目でどんな行為か伝わってくる。
・「さらに広まってくれるといいな」とネット上でも話題に
このツイートは注目を集めることに。「鉄拳さんが描いてくださったことで、更に広まってくれるといいなと思います」などのコメントと共に、「自動車関連会社で働いていた時 このような悲惨な状況が多くあり心が痛みました」「去年 エンジンルームで子猫が寝ていました!」といった体験者の声も多く寄せられた。
・JAF 「あんまり強く叩くのはNG」と注意喚起
また注目すべきは、鉄拳さんのツイートにある「ボンネットを軽く叩いて」という部分。かつて JAF(日本自動車連盟)も、次の通り、同様のアドバイスをツイートしている。
「猫ばんばん あんまり強く叩くとビビりな猫はもっと奥へと入り込み篭城を決め込むので要注意 叩き出すイメージはやめてね。」
ツイッター上では “バンバンしただけでは猫が出てこないこともある” 、“叩くだけでなくボンネットを開けるべき” なんて指摘もあった。
たしかに運転するたびにボンネットを叩いたり、開けたりするのは面倒くさいもの。だが、ほんのひと手間で、猫の命が助かるだけでなく、愛車を守ることにもなるのだ。鉄拳さんが言ったように……猫バンバン、「お互いの為にも是非!」だ。
参照元:Twitter @Tekken_omachi、@jaf_jp
執筆:小千谷サチ
▼こちらが鉄拳さんの「猫バンバン」ツイート
https://twitter.com/Tekken_omachi/status/951370493487009794
▼JAF も「叩き出すイメージはやめてね」と注意喚起
【隊員のまめ知識】猫ばんばん🐱💥 あんまり強く叩くとビビりな猫はもっと奥へと入り込み篭城を決め込むので要注意⚠️叩き出すイメージはやめてね。#猫バンバン #猫 #ちなみに #猫が入り込むのは #ボンネットじゃなくて #エンジンルームですよ pic.twitter.com/iBlwcLvoOa
— JAF (@jaf_jp) October 30, 2017