“現代の忍者” の異名を持つニャンコはどこにでも入り込む。G20サミットニュースの生放送テニスの試合……。そのレベルならまだ笑って済ませられるが、ときに車のエンジンルームなんて危険な場所にも侵入する。

今回も地下鉄の線路の下に1匹の猫が入り込んだ! レスキュー風景が収められた動画とともに詳細をお伝えしたい。

・朝のラッシュ時に起こった猫騒動

猫の救出劇が繰り広げられたのは、米ニューヨークの地下鉄ロッカウェイ・アベニュー駅のホームでのこと。通勤客でごった返す朝の7時20分、乗客が線路の周辺をウロウロしている1匹の猫を発見した。

通報を受けた駅員はすぐに電車をストップ。線路に流れる625Vの電流も止め、猫の保護に乗り出した。ピエール・ジェルヴェさんが撮影した動画を見ると、線路の下に座り込んだ猫とそれを助けようとする駅員の姿が確認できる。

・遅延があっても、助かったことを喜ぶ乗客たち

猫は人間に慣れているのか、はたまた恐ろしくて固まってしまったのか逃げようとしない。そのまま捕まえられ、駅員の手に包まれて危機を脱出。綺麗な三毛猫さんだ!

結局、電車は45分の遅れが生じることに。本件を伝えた『New York Post』によると、ニューヨークの地下鉄ホームは暗く、冷房も完備されていないため、夏の遅延は「地獄」のような状況なのだとか。

しかし、ジェルヴェさんは「猫が助かってみんな歓声をあげて喜んでいた。とても素晴らしい瞬間だった」とも語っている。電車の遅延は嫌だけれど、目の前で命が助かったのだ。嬉しくない訳がないよね!

参照元:New York PostMail Online(英語)、Twitter @pgervois
執筆:小千谷サチ

▼救出の模様が収められた動画

▼助かってよかった!