10年という月日は、短いようで長く、長いようで短い。0歳から10歳までの10年間は長かった気がするが、20歳から30歳までの10年間、さらに言えば30歳から40歳までの10年間はアッという間であった。わたくしP.K.サンジュン、もうすぐ40歳になります──。

自分が40歳かと思うと信じられない気もするが、もう間もなく “介護保険の支払い義務” が発生するピカピカの40歳。そこで今回はこの10年を振り返り「20代まではなかったのに30歳からの10年間で起きる4つのこと」を体験談として執筆してみたい。

・性格は変わらない

20歳のときの自分と30歳のときの自分、そして現在の自分。性格や人間性など、本質的にはあまり変わっていない気がする。「三つ子の魂百まで」とはよく言ったもので、人間の性格はそうそう変わらないようだ。

だがしかし、肉体や環境は10年で結構変わる。あくまで私の体験談だが、主に以下のようなことが起きた。

・その1: 体が急激に衰え始める

これはたぶん間違いない。20代の頃はオール(徹夜)も余裕だったが、今は間違ってもオールなんて無理、普通に力尽きてしまう。気を付けないとすぐに太るし、青信号が点滅し始めてもダッシュができなくなった。自分でもビックリするくらい瞬発力が落ちるのだ。

私はジム通いをするなどかなり気を付けている方だが、そうじゃないと友人は腹がでっぷり出た典型的な “おっさん体系” になっている。おそらく40代はさらに体力が落ちるだろうが、今から恐怖でしかない。

・その2: 物忘れがひどくなる

衰えるのは体力だけかと思いきや、まあまあ頭もボケてくる。中でも特にヤバイのが「物忘れ」だ。最初のうちは「ど忘れした」と自分に言い聞かせるが、あまりの頻度にそんな自分を受け入れるようになっていた。

自然と会話は「アレ」が多くなり「アレなんだっけアレ……?」と会話が途切れることもしょっちゅう。特に同年代の友達との会話は悲惨で、アレが多すぎるため結局何の話をしていたのか見失うことも多い。

・その3: 友達付き合いが「よく会う」か「疎遠」かハッキリする

結婚や子供の誕生など環境の変化に伴い、友人付き合いも大きく変化してくる。特に友達付き合いは「定期的に会う友人」と「疎遠になる友人」の二極化が進むハズだ。疎遠になる友人もウマが合わないというわけではなく、ただ何となく会う頻度が減る。

会えば楽しいのだが、お互いのサイクルが合致しにくい友人とはどうしても疎遠になってしまう。逆にメチャメチャ仲が良いわけでもないのに、それなりの頻度で会う友人も出てくるから不思議だ。

・その4:「近しい人が亡くなる」

私の場合、この10年間で、母、親友、先輩の3人が亡くなった。それ以外にも、たとえば友人のご両親や親戚……などなど、それなりの人数があの世へ旅立っている。よく「結婚式より葬式が多くなる」なんて言うが、30代はまさにその節目なのだろう。

そしてその多くが予期せぬ突然のできごとである。なので、もし親御さんがご存命なら「コテコテなくらいの親孝行」をしておくことをオススメしたい。もう1度いうぞ、親孝行はできるうちにしておけよ。

ざっと以上である。自分で書いておいて言うのもなんだが、20代と比べるとネガティブな事案が多い。マジで体力は衰え、物忘れは激しくなり、そして誰かしらが亡くなる。ただし「20代と比べてつまらない10年だったか?」と問われれば、決してそうではない

楽しさの質が違うので一概には言えないが、個人的には20代の頃が100点ならば、30代も同じく100点の10年間であったと思う。私もあと10年経てば50歳、戦国時代なら天寿を全うする年齢である。次の10年が不安でありつつも、同じくらい楽しみだ。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼40代もきっと楽しいハズ!