あんかけスパゲティや小倉トーストなど、独特の進化を遂げる名古屋メシ。中でも全国的な人気を獲得した名古屋グルメが「台湾○○」だ。「台湾まぜそば」や「台湾まぜうどん」「台湾つけめん」などがあるが、その元祖は『味仙』の「台湾ラーメン」である。
名古屋エリアには約10店舗を構え、地元民にも観光客にも大人気の味仙。かねてから東京進出を切望する声は多かったが、2016年8月2日……ついに待望の東京第1号店が神田にオープンしたゾォォォオオオ! 待ってた!! これは行くしかねーだろ!
・名古屋の名店
冒頭でもお伝えした通り、名古屋エリアでは絶大な人気を誇る味仙。その看板メニューは唐辛子とひき肉の “台湾ミンチ” が辛ウマい「台湾ラーメン」である。今では多くのラーメン店で「台湾まぜそば」を見かけるが、その源流は味仙にあるのだ。
記者も名古屋で何度か味仙を体験しているが、ダダ漏れる汗をぬぐいながら食べる台湾ラーメンは最高! しかも他の中華料理も激ウマ!! そのたびに「東京に進出してくれないかなー」と切望した味仙が、ついに東京に上陸するとは……胸アツ以外の何物でもない。
・オープン初日は行列
というわけで、オープン初日の昼過ぎに神田店に到着した記者。店の前にはざっと15人ほどの行列が。規模は一般的なラーメン店と同等で、メニューも名古屋に比べるとかなり少ない。それでも名物の台湾ラーメンだけは「アメリカン」や「塩」などのバリエーションが押さえられていた。
待つこと1時間弱でようやく入店。オープン初日だからだろうか、15人待ちの割には待った方だろう。オペレーションはまだ名古屋ほど良くないのかもしれない。名古屋エリアの味仙に慣れている人は、ちょっと違和感があるハズだ。
・味は味仙
それはさておき、注文したのは台湾ラーメン(税込800円)とニンニクチャーハン(税込750円)、そして台湾餃子(税込450円)の3品。激ウマで知られる「コブクロ」や「ちまき」がメニューにないのは残念だが、それは今後の展開に期待しよう。
やってきた料理は、どれも安定のウマさ。毛穴から汗が噴き出すほど辛ウマな「台湾ラーメン」も、荒く刻んだニンニクがシャキシャキうまい「ニンニクチャーハン」も超ウマい。ただ台湾餃子だけは「どこが台湾?」と、あまり他店の餃子と違いがわからなかった。もちろん普通にウマかったけど。
・メニュー数がちょっと寂しい
総合すると、台湾ラーメンだけを食べるには神田店はいいだろう。ただし、規模的に名古屋エリアの味仙を期待してはいけない。「矢場店」などと比べると、メニュー数がかなり絞り込まれているからだ。それは東京2号店に期待するとして、「とりあえず台湾ラーメンだけでもイイ!」という人にオススメしたい。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 郭政良 味仙 東京神田店
住所 東京都千代田区神田鍛冶町3-3-21
時間 ランチ11:00~15:30 / ディナー17:00~23:00
休日 日祝
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼ついに味仙が東京に……
▼ただしメニュー数はかなり少ない。
▼台湾ラーメン。毛穴がにじむウマさ。
▼ニンニクチャーハン。ニンニクがシャキシャキウマい。
▼台湾餃子。ウマかったけど台湾っぽさは……?
▼うちわも配ってた。
▼さあ、台湾ラーメンを食べたい人は神田へGOだ!