あなたは初めての国へ出かけたら、どんな名所に訪れるだろう? 個人的な経験で恐縮だが、初めての国では超有名観光スポットに足を運んでおけば間違いない。フランスならルーブル美術館、イタリアならピサの斜塔、カンボジアならアンコールワット……と、ベタベタな名所でも十二分に楽しめる。

そしてもしパラオに行く機会があれば、ぜひとも今回ご紹介する「ロングビーチ」には足を運んでいただきたい。最長で1日1時間、タイミングによっては出現しない時期もある、まさに “奇跡のビーチ” である。

・定番中の定番

人口約2万人、ミクロネシア諸島の西側に位置するパラオ共和国。主な産業は観光業で、ダイバーたちにとっては聖地と呼ばれる南の楽園だ。2012年に世界遺産登録されたロックアイランドを始め、雄大な大自然が魅力のパラオ。中でも「ロングビーチ」は定番中の定番観光スポットである。

このロングビーチ、潮の満ち引きによって1日最長1時間ほど出現するレアな砂浜で、時期によっては出現しないこともあるから、旅行の際は事前に確認しておこう。また単体のツアーはあまりなく、同じく定番の「ミルキーウェイ」とセットになっていることが多いようだ。

記者も今回は「ミルキーウェイ」とセットになったツアーに出かけた。内容としては、ロングビーチ・ミルキーウェイ・シュノーケリング×2、昼食がセットで100ドル(約1万1300円)。ホテルまでの送迎付きで、朝9時から夕方16時まで約半日のツアーである。

桟橋に到着した後の移動手段は、ひたすらボートだ。ミルキーウェイについては割愛するが、シュノーケリングが最高すぎたことは記述しておこう。チラッと水面を覗くだけなのに、そこには魚たちの楽園があった……。

・この日は約30分出現

それはさておき、ついにロングビーチに到着! ボートの上でうっすらと浮き出る浜辺を眺めながら、ただ “その時” を待つ……。ガイドさんいわく、この日は「30分くらいかな?」とのことだったので、日によってもビーチが出現する時間は違うらしい。

やがて出現したロングビーチは……絶ッッッッッッッッッッ景! 両サイドは透き通る碧い海、前方に見えるのは世界遺産のロックアイランド……。「あ、ここが天国なのかな?」と勘違いしてしまうほど、心奪われる光景が目の前に広がっていた。

余談だが、ガイドさんもよく心得ていて後ろに人が写り込まないように撮影してくれるから、SNS映えもバッチリである。きっと一生の思い出になるハズだから、機会があればぜひロングビーチに足を運んでみて欲しい。

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼この透明度。

▼この日は台風の影響で天気がイマイチだった。それでもこの美しさ。

▼パラオもロングビーチも最高だった。

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