2017年8月22日(米国時間21日)に起きた皆既日食は、北米大陸全域や南米大陸北部周域で観測された。アメリカ大陸を広く横断する形で進んだこともあり、全米が大いに盛り上がったことをご存知の方も多いだろう。

残念ながら日本で日食を見ることは出来なかったが、日食そのものだけでなく皆既日食が起こった時の「気象衛星画像」も、ネットで話題になっているので紹介したいと思う。

・全米が皆既日食に熱狂!

アメリカ全域で、皆既日食が観測できたのは実に99年ぶりとのことで、この現象にメディアや国民は沸きに沸いた。日食となると、やはり太陽自体に注目してしまうが、先日の皆既日食では、気象衛星画像にも面白い現象が起こったらしい。

・皆既日食で気象衛星画像がこんなになる!

米国海洋大気庁が公式 Twitter ページに、衛星で捉えた北米大陸のタイムラプス動画を投稿。タイムラプスとは、複数の写真をつなぎ合わせて1つの動画を作る撮影方法のことで、天気予報でよく見かける画である。その動画を見ると……なんと!

日食が始まると、北米大陸の西海岸側に大きな暗い影が落ち、夜が訪れたように徐々に闇が広がっていることが分かる。空から見た面白い現象には、ネット民からも「上空から見ると、皆既日食を違う形で楽しめるな」とか、「宇宙の偉大さを感じる」といったコメントが寄せられていた。

・次に日本で起きる皆既日食はいつ!?

「日本でも見られたら良かったのになあ~」と思っている人は多いと思うが、ちなみに、前回日本で皆既日食が起きたのは2009年のこと。沖縄周辺の奄美大島や硫黄島などで観測できたので、実際に目にしたという人もいるだろう。

そして、次に日本で観測できる皆既日食は18年後の2035年9月2日で、北陸の能登半島から関東北部にかけて見られるそうだ。

「18年後なんて、まだまだ先」と思っていたら、アッという間に時が経つんだろうなあ……なんて思ってしまった。その頃も健康に問題なく、元気に皆既日食を目撃できることを願う筆者である。

参照元:Twitter @NOAASatellitesYOMIURI ONLINE
執筆:Nekolas

▼皆既日食が起こると気象衛星画像はこんなになる!