スパ! みんなは好きかな、自分の家。オレたちマサイ族は一軒家に住んでいるけど、日本だったら一軒家の人もいるだろうし、マンション・アパートの人もいるだろう。いずれにしても、もしも家が壊れたらどうするかな? 業者さんに電話する?

オレたちは違う。自分らで直す。自分らっつーか、カーチャン、奥様、つまり女性たちが直すんだ。オレたち男は見てるだけ。家のことはカーチャンにおまかせなのよ。

マサイの家は、よく壊れる。主に外壁がボロボロになる。オレらが住んでいるケニアの僻地アンボセリはメチャクチャ乾燥しているから、いつしか家の壁もボロボロと崩れていくんだ。そんな時、用意するのはウンコだよ。ウソじゃない。牛のクソさ。

牛のウンコを素手で塗る。木とか草で編み込んだ骨組みに、牛のうんこをヌリヌリして、パンパンと固める。これで修繕作業は完了だ。あとは、太陽と風がなんとかしてくれる。いつしかパキパキに固まって壁になる。これがマサイの家の直し方だ。

ちなみに、マサイの家の入り口が小さいのには意味があるけど……なぜ小さいのかは、知ってるよな? 詳しい答えは過去記事を参照して欲しいけど、簡単に言えば「常に女性をリスペクトするため」に小さくできているわけだ。てな感じで、オレセリ!!

Report:ルカ(マサイ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

▼直りました〜!

▼ほらね。入り口、小さいでしょ?

▼なんで小さいのかは、この記事をチェックしてね。
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