日本ではお弁当のおかずに使われることが多く、スパムむすびも大人気のSPAM。スパムとはランチョンミート(ソーセージの材料を腸ではなく型に詰めたもの)の缶詰のことだが、海外では「ミステリーミート:謎の肉」なんて呼ばれることもある。そんなスパム缶の商品名になっている「SPAM」とは、一体どういう意味なのだろうか!?
・SPAMにはどんな意味が!?
英和辞書で「spam」を調べてみると、まず「宣伝や勧誘を目的とした迷惑メール」という意味が出てきて、その次に缶詰のスパムが登場する。
どう考えても、スパム缶が「迷惑メール」という意味ではなさそうだし、その商品名に一体どんな秘密が隠されているのか気になるところである。これまでにその謎が明かされたことはなかったようだが、最近になって米ホーメル社のスパム公式サイトが、アルファベット4文字「SPAM」の由来を明かした。
・「Sizzle. Pork. And. Mmm’」の頭文字だった!!
なんでもSPAMとは、「Sizzle. Pork. And. Mmm’」の頭文字を取っているというのだ。Sizzleとは「ジュージューいう音」のことで、言わずもがなPorkは豚で、Andは2つのものをつなげる接続詞。Mmmは「ウ~ン」という擬音語で、何か美味しい物を食べた時に思わず口から出てしまう言葉である。
まるでDAIGOさんの「DAI語」のようだが、筆者はスパムの意味を知った時に、香川県にある遊園地「レオマワールド」の名前の由来も思い出してしまった。レオマワールドとは「レジャーは、大西に、任せろ」の頭文字を取ったもの。ちなみに大西とは遊園地の社長の名前である。
・スパムの歴史は80年にも!
少し話がそれてしまったが、1937年に発売開始されたスパムの歴史は80年にもなるのだとか。今では、スパムを料理に使うことが多いハワイではスパムフェスティバルが開催され、ミネソタ州にはスパム博物館が設立されている。
スパムには、なかなか洒落た(!?)意味が隠されていたようである。今度スパムを使った料理を食べる機会があったら、一緒にいる人にトリビアとして披露してみてはいかがだろうか。
参照元:SPAM(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Wikimedia Commons