2016年6月、今から1年前に名古屋市は国内主要8都市の住民を対象に、各都市の魅力度を調査した。その結果、名古屋は最下位になったのである。なぜだ! 私(佐藤)は最近名古屋市を訪問し、朝から晩まで楽しめる素晴らしい街だと実感したというのに。
なかでも、モーニングのコスパはかなり高い。激安490円でパンとゆで卵食べ放題の店もあるし、小倉トーストは最高じゃないか! 特に、名古屋市中村区の「KAKO BUCYO COFFEE」の小倉カイザーは絶品だったぞ。
・名古屋の喫茶文化
名古屋に滞在した1泊2日の間に、私は朝食で5軒もまわった。どのお店も、安いのに満足度の高いモーニングを提供している。名古屋の喫茶文化は日本一といっても過言ではない。これだけでも都市としての魅力を十分感じると思うのだが、なかなか評価されていないらしい。
何軒かモーニングをまわったなかでも、強く印象に残っているのが、ここBUCYO COFFEE(ブチョー・コーヒー)である。
・行列が出来る人気店
人気店で朝は行列ができるとのことだったが、この日は雨の影響もあってか、並ばずに入ることができた。店内はトラディショナルな喫茶店の雰囲気。ウッディな店内装飾で、店奥には大きなオーブンが設えてある。ここでパンを焼いているのではないだろうか。
やっぱ注文は小倉モーニング(600円)。うれしいことにパンが選べるぞ! せっかくだからカイザートーストでオーダー。はたして、どんな逸品が出てくるのか……。
・見た目がすでにウマい!
しばらく待つと、トーストの焼けた香ばしいかおりと共に、注文の品が来た!
たっぷりのコーヒーと小倉カイザートースト。見るからにウマそうだ! 半割にしたカイザートーストの上に餡子がてんこ盛りになってるやないか~ッ!! さらにその上には生クリーム。餡子の黒とクリームの白、2色のコントラストが美しい。さらにその下にはこんがりと色目のついたカイザートースト。見ているだけで興奮してしまう!
・甘さ控えめの粒あん
一口食べると、表面カリカリのトーストからバターがジュワリ。塩気の効いたトーストと、小倉餡のバランスが絶妙だ。餡子は粒がしっかりとしていて、食感も楽しい。
たっぷり餡子は意外にも甘さ控えめ。口当たりもさっぱりとしていて、とても品がある。これ1つをとっても、名古屋の魅力を存分に感じるのは気のせいか? いや気のせいではない。他の都市ではこんなにウマい小倉トーストは食えないのだから、名古屋の人たちは誇りに思っていいと思うぞ!
・今回訪問した店舗の情報
店名 KAKO BUCYO COFFEE
住所 愛知県名古屋市中村区名駅南1丁目10-9 山善ビル1F
営業時間 7:30~17:00
定休日 なし
参照元:ニュースウィッチ
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24