名古屋発祥のコーヒーチェーンといえば、「コメダ珈琲」が有名だ。しかしコメダだけが名古屋発のコーヒーチェーンではない。都内にわずか1店舗しかない「支留比亜珈琲」をご存じだろうか。え? そもそも読み方がわからないって? これは「シルビア」と読む。

その支留比亜珈琲には、意外なメニューがあった。それはカルボトーストだ。カルボナーラソースをトーストにかけた、なかなかボリューミーな一品。ボリューミーであるだけでなく、めっちゃクリーミーだ。ソースドバドバッ!!

・名物カルボトースト

支留比亜珈琲は以前都内にもう1店舗あった。中野のブロードウェイ近くに店を構えていたのだが、気が付けば新橋のお店のみになってしまった。メニューを見ると、名古屋でお馴染みの小倉トーストやシナモントースト、そのほかサンドイッチも充実している。それらのなかにあって、ひと際目を引くのがカルボトースト(700円)だ。


・ソースというよりも……

タマネギ、マッシュルーム、ベーコンなどの具材とクリームソースをトーストにかけるというものだ。へ~、ありそうでなかった組み合わせ。名物なので注文してみると……


ソース多い!

ソースがかかっているというよりも、シチューにパンを浸したみたいになってるッ!


・麺持って来い!

てっきり軽くソースをかけてあるのかと思ったら、そうではなかった。トーストがカルボナーラに憑りつかれたようにさえ見えてしまう。メインはソース、トーストはサブだな、これ。

先にソースを飲んでみると、ゴーダチーズのコクがスゴイ。味にドッシリとした重量感がある。これは “カルボナーラ風” に味付けた訳ではなく、味はカルボナーラそのもの。即座に麺を入れたい気分になってしまった。


・トーストとの相性は?

では、はたしてトーストとソースは合うのか? 一切れカットして、ソースに良く馴染ませて食べてみる。すると! これがとっても良く合うじゃないの! トーストのサクっとした食感と、濃厚ソースの相性はバツグンだ。

たしかに、これは名物と呼ぶにふさわしい一品である。ただしひとつ問題がある……。


やっぱりソースが多い。トーストを食べ切った後でも、大量にソースが残ってしまう。

ソースの量を少し減らすか、トーストをもう1切れ増やした方がバランスが取れるのかも。いや、バランスが取れないと思うほどに多めのソースが使われているからこそ、このクリーミーさを実現できるのかも……。いずれにしても、コメダにはない独創的メニューであることは間違いない。

・今回訪問した店舗の情報

店名 支留比亜珈琲 新橋銀座店
住所 東京都港区新橋1丁目4-5 G10ビル3F
営業時間 7:00~23:00

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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