1990年代に青春を送った人にとって、森高千里さんの影響は大きいのではないだろうか。『渡良瀬川』や『気分爽快』、『ララ サンシャイン』など、数々の名曲を聞きながら多感な時期を過ごしたはず。
そんな彼女のヒット曲のひとつに『私がオバさんになっても』がある。いずれそんな時が来るだろう。森高さんもオバさんになり、自分もオジさん・オバさんになる日が来ると……。ところが! 森高さんがオバさんにならない。なぜだッ!!
・いずれ時が経ち……と思ってた
1973年生まれの私(佐藤)は、この曲を19歳の頃に聞いていた。森高さんは4つ年上なので、当時23歳。現在48歳である。当時予想したのは、愛らしい森高さんも順当にオバさんになり、自分もその後を追うようにして、オジさんになっていく。そう思っていた……。
・自分の老化だけが加速
だが、どういう訳が森高さんはオバさんにならない! 今でも若い頃とそう変わらない美しさと愛らしさを兼ね備えているじゃないか。そればかりか! 自分の老化の方が加速している気がする。いや、気がするなんてもんじゃない。完全に森高さんに追いつこうとしている……。
い、いや……。ひょ、ひょっとして……、自分のオジさんレベルが、森高さんのオバさんレベルを追い越しているんじゃないのか?
頭はもうすぐ真っ白だし、額と頬のシワの深さは、初老といっても過言ではない……。
・先にジジイになってしまう!?
森高さんは、いつオバさんになるのか? あなたがオバさんにならなくても、私はオジさんになってしまった……。頼むから、早くオバさんになってくれ! そうしないと、あなたがオバさんになる前に、こっちはジジイになってしまうじゃないかッ! イヤだーッ!! 一足先にジジイになるのは、イヤだーーーッ!
執筆:佐藤英典
イラスト・Photo:Rocketnews24
▼全然変わらない、ナゼだ……