週刊少年ジャンプの黄金期を支えたマンガ『BLEACH』。ジャンプによくあるバトルものでありながらその洗練されたセリフとスタイリッシュな絵は、圧倒的な個性を放っており、生涯のベストマンガに挙げる読者も少なくない。

15年にわたる連載が終了して3カ月……なんと作者の久保帯人先生が Twitter を再開していた! 2016年10月31日に開設された新アカウントには、早くもエッセイ風のマンガがアップされている。久保先生のマンガが読めるのは Twitter だけ!!

・アカウントを削除

マンガだけでなく本人も個性派として知られる久保先生は、以前も Twitter をやっていた。しかし、2015年9月3日に謎のアカウント削除。それと時を同じくして、集英社が公式サイトで異例の注意喚起を行った。内容は以下の通り。

「まったく別人の肖像を、あたかも漫画家・久保帯人先生の肖像であるかのように思わせて紹介する行為が、ツイッターをはじめ、インターネット上に見受けられます。

こうした行為は久保帯人先生の人格権を侵害する行為であり、悪質な場合には、法的措置も含めて厳しく対処せざるをえませんので、ご注意ください」

これはおそらく、以前当サイトでも偽物としてご紹介した「KBTIT」のことかと思われる。あれから1年……マンガ連載も終了し、久保先生の現状を知る術がなくなってしまっていただけに、ファンにとって嬉しい報告であったことは言うまでもない。この復帰についての Twitter の声は下記の通り。

・Twitterの声

「かっ、、、、、神いいいいいいいいいいいいい!!!!! お帰りなさいませ」
「ずっとずっと待ってました!!!」
「本物ってこれマジ!?」
「久保先生が帰ってきたーー、テンション上がるわぁぁぁぁあ」
「ブリーチと愛染を作ってくれてありがとう。愛染は、これまで漫画の世界で最高の文字の一つです」
「おかえりなさい せんせい」
「連載おつかれさまでした」
「また新作書いたら読ませて下さいね!」
「久保師匠、お久しぶりです…!」
「BLEACHが終わって胸にぽっかり穴が空いたような気分です」
「光の速さでフォローしました!」
「KBTIT」

圧倒的にファンからの喜びの声が多いのだが、一方で早くもディスコメントのようなリプライも散見された。もう一度はっきり言うと、久保先生と「KBTIT」は別人である。さらに、集英社も「法的措置も含めて厳しく対処する」と公式発表をしているにもかかわらず、匿名であることを盾にしつこく粘着する人がいることには問題を感じざるを得ない。

なお、久保先生の Twitter での投稿は、11月2日現在、日常の出来事を綴ったエッセイのようなマンガと『BLEACH』のイラストの2つ。ディスコメントに負けず、これからもマンガの投稿を続けてほしい。

参照元:Twitter @tite_official集英社
執筆:中澤星児

▼『BLEACH』のイラスト


▼エッセイマンガ