heroin

日本では、元女優の高樹沙耶容疑者が大麻所持で逮捕されたとのニュースが大きく取り上げられていた。一方で海外では、「ヘロインより700パーセントも強力な合成ドラッグ」がネットで売買されていると注意喚起され、大きな話題となっている。

すでに多数の死者を出しているとのことで、これを読んだら「むやみに違法薬物に手を出してはいけない」ということが、よ~く分かるのではないだろうか。

・ヘロインより700パーセントも強力な合成ドラッグに注意!

ネットで売買されている “ヘロインより700パーセントも強力な合成ドラッグ” は、「ピンク」もしくは「ピンキー」、あるいは「U-47700」と呼ばれており、同ドラッグを摂取した使用者が、すでに50人死亡しているという。

ピンクは、多数のウェブサイトで販売されており、サイトの登録元は中国であることが多いとのこと。全米では、各州の当局が同ドラッグについて注意を促しているが、あまり情報が行き届いていない状態である。

・1グラムが約2000円で買えてしまうピンク

麻薬性物質であるピンクは、麻酔に使われるフェンタニルやヘロインの仲間で、摂取すると脳の受容体に働きかけ、使用者に強烈な快感を与えるドラッグだ。コカインのように鼻から吸うタイプだけでなく、錠剤タイプも出回っているとのこと。

ちなみにイギリスでは、コカインやヘロインはもちろん、新しいタイプの向精神薬も禁止されている。しかしピンクは、ネットで1グラム当たり15ポンド(約1900円)ほどで買えてしまうため、若者が興味本位で手を出してしまいやすい状況だ。

・アメリカでは13歳の少年2人が過剰摂取で死亡

イギリスでは、過剰摂取で死亡した例は報告されていないそうだが、米ユタ州では、ピンクを摂取した13歳の少年2人が死亡。

2人とも、クレジットカードで37ドル(約3800円)を支払い、ネットで同ドラッグを注文し入手している。地元当局は、彼らの死因がピンクの摂取によるものだとし、注意を喚起している。

日本でも、成分的には問題があるのに、法的にギリギリ規制されていない ‟脱法ドラッグ” が出回り、大きな問題となっている。処方箋薬でも、併用摂取が原因で死に至る場合もあるため、何が入っているか分からない違法ドラッグには、手を出さないよう十分注意したいものだ。

参照元:Twitter @KUTV 2NewsMETROSTANDARD(英語)
執筆:Nekolas

▼基本的には白い粉末がパケられて売られているもよう。錠剤もあるとのこと。