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2016年2月26日より開幕した世界最高峰のクラブリーグ「スーパーラグビー」。今季から日本に本拠地を置くサンウルブズの加入、そしてオーストラリアのレッズで海外挑戦している五郎丸歩選手の存在もあり、これまでにない盛り上がりを見せている。

中でも注目はブーム真っ只中の五郎丸選手。日本代表、トップリーグのヤマハでは、定位置のフルバックが約束されているが、新参者となるレッズではどう戦っていくのか。そこに注目している人も多いだろう。ということで今回は、彼のライバル選手を動画と合わせて紐解いていきたい。

・逮捕歴のあるライバル

レッズで五郎丸選手の前に立ちはだかるのは、カーマイケル・ハント(29歳)という選手だ。別名「ドラッグ・ラガーマン」。ドラッグというフレーズでどう考えてもキナ臭いが、実際に手を染めてしまったのがこのライバルである。

2015年は麻薬の仲介人をしていたこと、そして自身もコカイン所持が発覚して出場停止。スーパーラグビーでは、わずか9試合の出場にとどまった。しかし、逆にいえばクビにならなかったということは、カーマイケル・ハントがそれだけ才能を持った選手だとわかる。

・プレーも強烈

動画「Karmichael Hunt – Reds Recruit in Focus」でも確認できるように、186センチ92キロの体格を生かした突破力は超強烈。快足で正確なキックも蹴ることができるのだから、ラグビーセンスの塊といっていい。

まさに柔と剛を兼ね備えた選手で、13人制のラグビー、オーストラリアンフットボールで活躍したその実力は折り紙つき。ドラッグで道を踏み外さなければ、昨年もしっかりと結果を残したことが予想される。

・ポジションを奪う五郎丸選手に期待

しかし、いくら強烈なライバルとはいえ、五郎丸選手も負ける気はさらさらないだろう。キック精度では五郎丸選手に軍配が上がることは間違いなく、2月27日の開幕戦(vs ワラタス)では途中出場ながら得意のキックでチームに貢献してみせた。

その時、ライバルのカーマイケル・ハント選手はセンターにポジションを上げたが、やはり目標はスタメン奪取。まだスーパーラグビーは始まったばかりだが、五郎丸選手がフルバックの背番号「15」をつけて先発出場する日を期待したい。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし