あなたは、自分の写真にショックを受けたことがあるだろうか? 筆者はあります。「えー、いつもこんなに無気力な顔なの! 目が半開きで口が開いてて……」と、“真実の姿” を見てショックを受けたことがあります。

これからご紹介する女性も、自分のコスプレ写真を見てショックを受けたそう。しかし彼女は、落ち込んでばかりではなかった。一念発起して、4年間で70キロの減量に成功! 今では美しいキャラクターに変身しまくっている。そんな彼女の話をお伝えしたい。

・「159キロ!?」自分の写真&体重にショック

自分のコスプレ姿にショックを受けたのは、ニュージーランド在住のケイシー・ゲムルさん(38)。息子の誕生パーティにバッドガールのコスプレで臨んだ彼女だったが、後に自分が写った写真を見て大ショック! 「自分って、こんなに太ってるの」と衝撃を受けたそうだ。

動揺しながらも「このアングルだと、私はとても太って見える」と夫に話すと、「ううん。アングルのせいじゃないよ。これが君なんだ」と穏やかに諭されたのだとか。

3人の子供たちの残り物を食べたりしていたので、以前よりは太っている自覚があったケイシーさんは、恐くて何年も体重計から遠ざかっていたよう。しかし写真と夫の一言に背中を押されて体重計に乗ってみたところ……体重は159キロに。「自分の目が信じられなかった」と彼女は話している。

・家族でコスプレをしても、カッコいい衣装は着なかった

以前から、体型のことを内心気にしてきたケイシーさん。マンガコミックの大ファンで、コミコンなどで一家そろってスーパーヒーローのコスプレを披露してきたのだが、彼女だけ思い切ってコスプレが楽しめなかったそう。

夫や子供たちが無邪気にポーズを決める一方で、ケイシーさんだけが「アメコミに登場するヒロインのように痩せていない……」と1人負い目を感じており、カッコいい衣装も避けてきたと話している。

・バッドガールの衣装は5XL。それでもキツかった

それでも、息子の誕生パーティーだけは別。ケイシーさんはバッドガールに変身すべく、ネット通販で最も大きかった5XLサイズの衣装を注文してみたが、それでもキツキツ。「本来ならドレスのはずなのに、私が着るとTシャツのようだった。下にレギンスを履かなければならなかった」と当時を振り返っている。

・ダイエット当初は「ジョギングで30秒も走れなかった」

そんなこんなでダイエットへと踏み切ったケイシーさん。まずは専用アプリをダウンロードして、ジョギングを始めたというが「最初は30秒も走れなかった」そう。しかし諦めずに続けていたら、モチベーションも上がっていった。

同時に食生活を見直したところ、自分がいかに余分に食べているかに気が付いたようだ。「家族のためにKFCをテイクアウトするときも、自分用にチキンバゲットを買って車の中で食べながら帰ったりしていた」。ということで彼女は、「ジャンクフードは消えた」と食べすぎもやめた。

・ケイシーさん「ダイエット中に泣いたり、死にそうになったこともあった」

そのようにして2012年9月にダイエットを開始した彼女は、4年経った今では70キロもの減量に成功! 彼女の Instagram には多くのコスプレ写真が掲載されており、どれもバッチリ決まっている。心からコスプレを楽しんでいる気持ちが伝わってくる。

「ダイエット中に泣いたり、死にそうになったこともあったけれど、内なる恐れに屈しなかった。今では達成感を感じているし、なにより子供たちのために健康になれて嬉しい」、「嫌なことがあった日でも、ビフォーの写真を見ると “自分は頑張った” と思い出せて元気が出る」と彼女は話しているのだった。

参照元:MetroNZ Herald(英語)、Instagram[1][2]
執筆:小千谷サチ